福島産の桃、吐き出された 被災者の言葉伝える20歳 via 朝日新聞

(抜粋)

福島名産の桃をPRするミスピーチキャンペーンクルーの一人として、横浜のデパートで試食会をした夏のこと。「おいしいね。どこ産?」と尋ねる女性がいた。うれしくなって「福島産です」と答えると、桃をはき出された。

キャンペーンで各地を訪れ、多くの人の福島の印象は震災当時のまま止まっていると感じた。一方で昨夏、福島第一原発を見学し、事故の深刻さ、廃炉作業の大変さを実感。むやみに人を責めてはいけないと思うようになった。

先月初め、東京で福島物産展があった。「核のお土産持ってくんなよ」と言う男性に「イヤイヤ、冗談でも言っちゃいけないこと、ありますよ」。笑顔で返せた。

地元のラジオ番組との縁は、廃炉作業の見学だ。同行したアナウンサーに「一緒に番組を作らないか」と誘われた。震災時は中学2年。「当時はどこかひとごとだった。でも、被災地にいる者として見なければいけないことがあると思って」。初出演した23日の番組で、引き受けた理由を語った。

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One Response to 福島産の桃、吐き出された 被災者の言葉伝える20歳 via 朝日新聞

  1. yukimiyamotodepaul says:

    福島の桃のキャンペーンを20歳の女性にさせる事、また若い女性に廃炉作業を見学させるなど、読んでいてたまらない記事。

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