沢田研二のファン、彼の外見と内面の変化をまるごと受け入れる via Newsポストセブン

3月11日、ジュリーこと沢田研二(68才)が新アルバムを発売した。タイトルは『ISONOMIA』。ギリシア語で「自由かつ平等である状態」を意味する。表題曲は、アップテンポのメロディーに、ジュリー特有の艶のあるミドルボイスが重なる。そして、歌詞の内容は自然の大切さを時、原発にNOを突きつけるものとなっている。

(略)

ジュリーを決定的に変えたのは、2011年3月11日の東日本大震災だった。還暦前、「これからは言いたいことを自由に言う」と決めたというジュリー。だが3.11に直面し、打ちのめされた。

「何かしなければいけない、と焦りながらも、途方もない被害を前に何をすればいいのかわからない。多くの人と同じように、ジュリーも悩みました。原発事故を目の当たりにして、この国の政策に疑問も募っていった。

でも、彼は芸能人。政治的な発言には慎重にならざるをえない。そんな時、芸能人でありながら反原発を叫ぶ山本太郎さん(42才)を見て感銘を受けたそうです。“60過ぎて地位もクソもあるか”と開き直るようになりました」(音楽関係者)

2012年以降、ジュリーは毎年3月11日に新アルバムを出し続けた。全作、テーマは「被災者への祈り」と「反原発」。

福島原発を表す『F.A.P.P』(2012年)という歌では、《死の街は死なない》《何を護るのだ国は》と叫び、『こっちの水苦いぞ』(2015年)では原発再稼働を憂いた。

ライブ中のMCでも「あっかん安倍!」と反安倍政権を鮮明にし、憲法改正に反対する歌も作った。リスクは承知。それ以上に「言いたいことを言う」という原点に帰ったのだ。ジュリーのファンは、彼の外見と内面の変化をまるごと受け入れている。

全文は沢田研二のファン、彼の外見と内面の変化をまるごと受け入れる

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