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セシウム、野生キノコの胞子で再飛散か 気象研など調査 via 朝日新聞

東京電力福島第一原発の事故で放出された放射性セシウムの一部が、野生のキノコで濃縮、胞子に蓄えられて大気中に再び飛散している可能性が高いことが、気象庁気象研究所や茨城大、金沢大などの調査でわかった。人体への影響は考えられないほど低いセシウム濃度だが、帰還困難区域の山林でキノコ胞子がセシウムの再拡散に関わっている可能性がある。

(略)

2015年8、9月、浪江町北西部の山林で大気中の粒子を集め、金沢大の牧輝弥准教授(微生物生態学)が遺伝子解析したところ、キノコ類の割合が高いことが判明。昨年6~10月に約10回、同地域の山林でヌメリイグチなど10種類以上の野生キノコを採取し、胞子の放射能濃度を測ると1グラムあたり最大143ベクレルを検出した。

胞子1個のセシウム濃度と、観測した1立方メートルあたりの胞子の数を掛けると、観測されたセシウム濃度に匹敵。分析した茨城大の北和之教授(大気環境科学)は「セシウムを濃縮した胞子が大気中に放出し、濃度が高くなっている可能性がある」と指摘する。

ただ、採取したキノコの胞子1個に含まれるセシウムは極めて微量。研究チームの二宮和彦・大阪大助教(放射化学)は「セシウムを含むキノコ胞子が飛散している地域の空気を吸っても健康に全く影響ないレベル」と話す。一方、胞子がキロメートル単位で飛んでいる可能性もあり、研究チームは飛散状況などを詳しく調べる。

全文はセシウム、野生キノコの胞子で再飛散か 気象研など調査

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