原発・治安に不安の声 福島・富岡町、避難解除で説明会 via 日本経済新聞

東京電力福島第1原発事故により福島県富岡町全域に出ている避難指示の解除を巡り、町民向けの説明会が21日、同県いわき市で開かれた。政府の原子力災害現地対策本部は4月1日に一部で避難指示を解除する案を説明。住民からは廃炉作業中の第1原発や治安に対し不安の声が上がった。

政府は追加の除染が1月で完了することなどを理由に「生命、身体に影響はない。安全だと判断した」と述べ、避難指示を解除したい考えを説明した。

住民からは第1原発に残る使用済み核燃料や治安に対する不安を訴える意見が出た。避難解除の対象は、放射線量の高い帰還困難区域を除く、居住制限区域と避難指示解除準備区域。

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    説明会はこの日2回行われ、町民計240人が出席。町民からは「福島第1原発に使用済み核燃料が残っている状態で安全なのか」などの意見が出され、政府側は「リスクはあるが、冷却を続けてリスクを下げてきている」などと答えた。

    また、比較的早期に帰還するとみられる高齢者に対し、固定資産税の減免や交通手段などの支援を求める意見も出され、政府側は検討する考えを示した。

    このほか、町民から「宅地周辺の森林の線量が高く、4月1日解除は時期尚早」などの声が上がり、政府側は「線量の高い場所は追加除染を行う。帰還は強制ではない。4月の帰還を目指す町民もいる」と4月1日解除の意義を強調した。

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