核廃絶へ「負けてなるものか」 広島、それぞれの思い via 朝日新聞

オバマ氏と平和公園で対面した日本原水爆被害者団体協議会の代表委員、坪井直(すなお)さん(91)。平和式典の会場にも、あの日と同じように杖をついて現れた。

「プラハのあれ(演説での約束)が残っとるはずじゃ。被爆者は、あなたと一緒にがんばる」。大統領にそう語りかけた時を振り返り、「核廃絶は今から、と心に火が付いた。感謝しとりますよ」と話す。

がんや心臓病を患う。今夏、核兵器禁止条約の制定を世界の国々に呼びかける署名活動を始めた。「負けてなるものか。オバマさんとともに道を歩みたい」(神沢和敬)

■オバマ氏との対面が実現した森重昭さん

被爆死した米兵捕虜の実態を調べた功績が評価され、オバマ氏との対面が実現した被爆者の森重昭(もりしげあき)さん(79)。午前8時15分、広島市中区の捕虜収容施設跡地に設けた慰霊銘板に手を合わせた。「無念の死を無駄にせぬよう、大統領とともに核廃絶に邁進(まいしん)します」

(略)

ログイン前の続き9・11テロで息子を失った伊東次男さん

広島の原爆で兄(当時12)を亡くし、米9・11テロで銀行員の息子(同35)を失った伊東次男(つぎお)さん(81)。オバマ氏を迎えた平和公園に米国側から招待された被爆者の一人だった。

この日、平和式典に参列。兄と長男に「核のない世界をめざすとオバマさんが言ってくれたよ」と心の中で語りかけた。「今年はよい報告ができました」

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