オバマ氏広島訪問、吉永小百合・坂本龍一さんの思いは… via 朝日新聞

(抜粋)

■核廃絶「もう一度強く発言を」 吉永小百合さん

オバマ大統領にはもう一度、改めて、核兵器廃絶に向けて強く発言して頂きたいと願っています。

わたしが最初に海外で原爆詩の朗読会をしたのが、米国のシアトルの郊外にあるポートタウンゼントという町だったんですね。そのときに、シアトルに住んでらっしゃる思想家で、宗教家の方がいました。100歳になられ、すばらしい方でした。

その方は原爆が広島に投下されて1年ほど後、「申し訳ない」って思いで広島に行き、被爆者の方たちのために家を建てたんです。

ログイン前の続きその方から直接聞いた言葉で、「広島に原爆が落とされた時、それは、あなたの上にも、わたしの上にも落ちたんだ」っていう言い方をされました。国も民族も問わず、みんなの上に落ちたんだと。

(略)

■「戦争は痛くて、苦しくて、いやなこと」 坂本龍一さん

オバマ大統領には、ぜひ被爆地に行ってほしいと思っていました。仮に謝罪がなくても、とにかく行くってことは大事だし、オバマさんに限らず世界の国の指導者、あるいは国に限らず上に立つ人は、みんな行ってほしいですね。広島、長崎にはね。

ぼくら、かすり傷一つでも痛い。いやですよね。原爆に限らず、戦争に行くってことは痛いことなんです。痛くて、苦しくて、いやなこと。死ぬほど痛いですから。ぼくなんか耐えられない。

そのくらい痛く、いやなことだよっていうことを知らなかったり、想像できなかったりする人が増えているような気がする。ドローン無人機)を操作する若い米国の兵士も、どのくらい痛いかってことを感じないで操作しているだろうし、ネット上で勢いのあることをワーワー書いている人たちも、どのくらい痛いかってことをきちんと分からないで、想像できないで書いている。

国を危ない方向に向かわせるような人たちも、実は知らない。戦争を体験していないから。痛くて、怖くて、やなことなんだって。

全文はオバマ氏広島訪問、吉永小百合・坂本龍一さんの思いは… 

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