全国公害被害者総行動、佐賀で集会 原発「地震のたびに不安」 諫干「漁民の苦しみ放置」 [佐賀県] via 西日本新聞

公害の無い社会を目指す市民集会「やま・かわ・うみ・そらフェスティバルin佐賀」が23日、佐賀市高木瀬町の県教育会館であった。水俣病やカネミ油症などの公害被害者らで組織する全国公害被害者総行動九州実行委員会の主催。約250人が参加した。

 自然エネルギーについての講演の後、九州電力玄海原発(玄海町)の再稼働問題や陸上自衛隊が導入する新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画など、県内の重要課題をテーマにしたパネルディスカッションがあった。再稼働に反対する住民グループ「玄海原発対策住民会議」事務局長の成富忠良さんが「熊本地震が起きたとき、玄海原発や川内原発の事故が心配だった。この先も地震のたびに不安が残る」と訴えた。

 「オスプレイ配備反対県連絡会」代表委員の中山重俊佐賀市議は「明確な説明がないまま、オスプレイの佐賀空港配備が強引に進められようとしている」と指摘。米軍普天間飛行場(沖縄県)所属のオスプレイが熊本地震支援に投入されたことについて触れ「配備に向けての実績作りにしか見えない」と批判した。

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