関西電力 原発安全対策膨張 福井の7基で5279億円 via 毎日新聞

関西電力が、原発の新規制基準に対応する安全対策費として、福井県内の7基で少なくとも5279億円を見込んでいることが分かった。新基準施行前は11基 で2850億円だった。適合性審査に合格した高浜原発3、4号機は審査の過程で地震や津波の想定見直しなどを迫られ、当初の117億円から10倍以上に膨 らんでいる。審査中の大飯3、4号機や美浜3号機も想定する地震の大きさが引き上げられており、安全対策費はさらに大幅に増える見通しだ。

(略)

関電の原発は高浜1〜4▽大飯1〜4▽美浜1〜3号機−−の計11基(いずれも福井県)。新基準施行後、美浜1、2号機は廃炉が決定した。大飯1、2号機は再稼働の審査申請が出されていない。

 既に新基準に合格するか、審査中の7基の対策費の内訳は、高浜1〜4号機3881億円▽大飯3、4号機108億円▽美浜3号機1290億円。

 高浜3、4号機は審査を申請した当初、地震の最大の強さを550ガル(ガルは加速度の単位)、津波の最大の高さを2.6メートルと想定していた。しか し、原子力規制委員会の指摘でそれぞれ700ガル、6.7メートルに引き上げられ、工事費用が増えた。さらに、大型航空機を衝突させるようなテロ対策費と して691億円を見込んでいる。

全文は関西電力 原発安全対策膨張 福井の7基で5279億円

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