放射性物質再測定 廃棄物1090トン基準値超 via 読売新聞

 ◆1か所処理に反発の声

 東京電力福島第一原発事故で汚染された「指定廃棄物」で 県内に保管されている3404トンについて、環境省が放射性物質濃度を再測定した結果、68%が基準値を下回っていることが分かった。環境省は、基準値を 下回った廃棄物は一般廃棄物として処分する一方、指定廃棄物は従来通り県内1か所で処理する方針を強調。これに対し、自治体からは反発の声が相次いだ。

 井上信治・環境副大臣は17日、県庁を訪れ、村井知事に対し、 県内9市町の計39か所の保管場所で実施した再測定結果を報告した。3404トンのうち2314トンが、指定廃棄物の基準値(1キロ・グラムあたり 8000ベクレル)を下回っていた。放射性物質の濃度が95%も減るケースもあり、仙台、名取、東松島の3市で保管されている廃棄物は全量が基準値を下 回っていた。

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一方で、基準値を超える廃棄物が1090トン残っていることから、「濃度が高いものが一定量残る」として、県内の候補地となっている栗原市、加美町、大和町のいずれかに処分場を建設する方針を堅持した。

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 県内で最も多い2235トンを保管する登米市の布施孝尚市長は「濃度が下がったからといって、市町村で処理しろと言われても簡単にはできない」と指摘。 白石市の風間康静市長も「濃度が下がっても廃棄物がなくなるわけではない。基準値以下も国の責任で処理すべきだ」とのコメントを出した。

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