東中野で原発問題映画「セシウムと少女」 直球表現も実写とアニメでコミカルに via 中野経済新聞

東中野の映画館「ポレポレ東中野」(中野区東中野4)で11月14日、映画「セシウムと少女」の上映が始まった。

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両親と3人、中央線阿佐ヶ谷で暮らしている3月3日生まれの少女ミミちゃんは、不思議な力をそれぞれ持った雷神・風神・阿修羅・大黒天・海神・田の神・芸 能の神の7人の神様と出会い、入院中の祖母の九官鳥「ハクシ」を探しに一緒に東京の町に繰り出す。昔の東京にタイムスリップし、ハクシの名前の由来となっ た憧れの詩人・北原白秋と対面。時空を越え、神と人間の垣根も越えて、東日本大震災の影響で東京の水辺に降り積もってしまったセシウムと付き合いながら、 未来の東京でも生きられるために旅を続けるというストーリー。

監督は岡本喜八監督に師事し、その後独立して「ふゅーじょんぷろだくと」を設立した才谷遼さん。撮影は黒沢明監督の「椿三十郎」「天国と地獄」「赤ひ げ」の撮影助手を務め、モントリオール世界映画祭グランプリを受賞担当したクロード・ガニオン監督の「ケニー」も担当した加藤雄大さん。主題歌は元「た ま」の知久寿焼さんが担当した。

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公開初日の初回上映後には、白波瀬さん、飯田さん、山谷さん、なんきんさん、あーちゃん役の白クマと、才谷監督が舞台あいさつに登場した。舞台で才谷監督 は「映画の中で、名指しのせりふや直球的な表現をしている。原発問題に対してストレートに表現していいものかどうかと考えたが、やっちゃえと思って作りま した」と話した。主役の白波瀬さんは「1度だけ見てもきっと全部が伝わらないし理解できないと思うから、何度も見てほしい」と話した。山谷さんがあーちゃ ん役の白クマに「何か言ったら?」としつこく声を掛けていたが困惑し、「言葉が話せない設定なので」というジェスチャーをして会場の笑いを誘っていた。

上映時間や回数は期間によって異なる。料金は、一般=1,500円、大学生以下=1,000円。高校生以下の子どもを連れてきた大人は無料という「大人の責任割引」も実施している。トークショーやライブイベントの内容は同館公式サイトで確認できる。12月4日まで。

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