原発の沖合で獲れたズワイガニ、召し上がりますか? via hankyoreh

【ルポ】11~12日 原発誘致賛否投票を控えた盈徳

「ズワイガニで有名な清浄地域に原発を誘致したら
損害の方が大きいんじゃないですか」
街のあちこちに賛否の横断幕
10年前の放射性廃棄物処分場誘致では住民の80%が賛成
福島原発事故の後、反対世論拡散
最近の世論調査では反対60% 賛成30%
政府・道・郡は「法的根拠なし」と投票引き止め

(略)

盈徳は海辺の人口4万の小さな町だ。釜山から東海岸を第7国道に沿って北上すれば、蔚山(ウルサン)、慶尚北道慶 州(キョンジュ)、浦項(ポハン)の次が盈徳だ。東海岸にある慶尚北道の4地域(慶州・浦項・盈徳・蔚珍)のうち、唯一原発も工業団地もない所でもある。 保守的指向が強く、地方区国会議員と郡守、区議員の7人が全員セヌリ党所属だ。何年か前までは原発に友好的な地域であった。

 こんな盈徳で、11日と12日、民間主導で原発誘致に対する賛否を問う住民投票が行われる。住民投票を控え、原発誘致賛否に分かれた住民間の葛藤はさら に高まっている。政府と慶尚北道、盈徳郡は法的根拠のない住民投票だとして住民に対し投票に参加しないよう説得している。 しかし盈徳郡議会(議長イ・ガンソク)は住民投票を支持し政府・地方自治体と対立する立場を表明している。

(略)

昨年10月、江原道三陟市で行われた原発賛否住民投票で反対が85%に達すると、翌月チョン・ホンウォン当時首相 は住民をなだめるために盈徳を訪問した。世論は冷ややかだったが政府はこの7月、盈徳郡盈徳邑ソク里、メジョン里、ノムル里一帯(324万平方メートル) に1500メガワット級の原発2基を2027年までに建設するという内容の第7次電力需給基本計画を定めた。追加で必要な原発2基を2029年までに盈徳 または三陟に建設するという内容まで含まれていたため世論は一層悪化した。

 実際、4月8~9日の盈徳郡議会の世論調査では原発誘致反対の回答(58.8%)が賛成の回答(35.7%)より多かったが、8月12日の盈徳原発反対 汎郡民連帯の世論調査では反対(61.7%)と賛成(30.6%)となり格差はさらに広がった。先月29日の汎郡民連帯二回目の世論調査でも、反対 (60.2%)が賛成(27.8%)よりはるかに多かった。

住民投票推進委常任委員長を務める住民ペク・ウンヘ氏(52)は「日本福島原発事故以前に原発誘致賛否の住民投票をしたなら、おそらく賛成世論が多かった だろう。しかし住民たちは今は原発の安全性に疑問を感じており、政府が約束する各種支援についても、本当に約束が守られるという信頼を持っていない」と話 した。

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韓国語原文

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