“呪殺”を唱える、超過激な脱原発僧侶集団「JKS47」の恐ろしき妙法とは!? via TOCANA

「呪殺祈祷僧團(JKS47)を名乗る謎の僧侶の集団が霞が関に集い、脱原発運動の拠点となっている“経済産業省横テント”を舞台に、今の日本をダメにしている権力者たちを呪い殺す読経を行う――」

ある日、このような内容のフライヤーがネット上に流布され、不穏なうわさが広まった。

全身に驚愕が走った。「呪殺」を予告した「呪殺祈祷僧團(JKS47)」とは、人を呪い殺すことを目的に昭和45年に結成された、伝説の密教集団である。45年の時を経て、暗黒仏法の覇者たちが現代に蘇るとは、いったいどういうことなのだ。

昭和の日本は、企業が無責任に垂れ流す有機毒物などを原因とした公害問題に苦しんでいた。水俣病、イタイイタイ病……。そうした社会情勢の中で、苦しみの中で死んでいった被害者たちの恨みを込めて、病気の発生源とされた公害企業の経営者たちを妙法の力で“呪い殺す”――。これが、呪殺者集団「呪殺祈祷僧團(JKS47)」誕生の背景である。

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警察官たちも緊張の面持ちを隠せない中、太鼓の音を響かせて「呪殺祈祷僧團」は登場した。「呪殺」「死者が裁く」と大書された黒いのぼりを掲げて、信奉者たちも行列している。

そして蝋燭がともされ、暗い響きで経文が書かれた太鼓が打ち鳴らされる。ついに、黒い法衣を身にまとった7人の僧侶による「呪殺」読経が始まった。

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呪い殺そうとしているのは、人ではなく……

そこで判明するのだが、蘇った呪殺団の中心に座っているのは、前衛劇作家にして僧侶の上杉清文氏。「表白文」を読み上げた日蓮宗成就山本國寺住職の福島泰樹氏は、1970年代にアングラ劇団「天象儀館」で活躍していた劇作家である。彼は言う。

「僕がやりたいことは、他人を『呪』い、『殺』すことではないんですよ。『殺』の語源は『呪霊をもつ獣を撃って己に向けられた呪詛(じゅそ)を祓う』こと。僕がこれを始めたきっかけは、福島第一原発事故で放射能を呪殺したい、放射能を呪いで滅却したいという思いからです。もし本当に人間を呪い殺すつもりなら、秘密裏に行わなければならないでしょ」

結論から言うと、蘇った呪殺者集団「呪殺祈祷僧團(JKS47)」は、“オカルト”ではなく“アングラ”であった。しかし、その隠された暗黒の妙法の力の全貌は、いまだ秘密のベールに包まれている。

全文は“呪殺”を唱える、超過激な脱原発僧侶集団「JKS47」の恐ろしき妙法とは!?

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