【福島の外国人旅行客 】震災前の半数以下 訪日ブーム陰で苦闘 via 47ニュース

東京電力福島第1原発事故の影響が残る福島県に、外国人旅行者が戻らない。訪日客数が全体として順調に増加を続けるのとは対照的に、福島県を訪問する外国人旅行者は震災前の半数以下にとどまったまま。事態打開の特効薬も見当たらず、県は危機感を募らせる。

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 この「厚遇」ぶりには訳がある。今年4月以降、福島空港に着陸した国際便はチャーターの4便のみ。それも全てベトナムからだ。震災から4年以上経過しても、外国人旅行者の足は福島に向いていない。
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 観光庁によると、福島県に宿泊した外国人観光客は震災前の2010年で延べ約8万7千人。11年に震災の影響で約2万8千人まで急減した後、回復は鈍く、14年でも約4万2千人にとどまる。
 円安などを背景に、訪日する外国人旅行者数が急増している全体状況とは対照的だ。14年に訪日した外国人のうち、福島県に宿泊した旅行客は全体の約0・1%と、危機的な状況に陥っている。
 主な要因は、訪日客の上位を占める中国や韓国からの観光客が戻っていないことだ。
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