原発:根強い不安…東京女子大名誉教授が意識調査 via 毎日新聞

 再稼働した原発で事故が起きるかもしれず、避難計画には不十分さを感じる−−。広瀬弘忠・東京女子大名誉教授(災害心理学)が原発に関する意識調査をしたところ、事故や対策への不安などから7割が再稼働に反対しているという結果が示された。

調査は先月4〜16日、地域や年代などが偏らないように全国200地点で調査員の直接訪問により実施し、15〜79歳の1200人が回答した。

今後再稼働する原発で東京電力福島第1原発と 同程度の事故が起きる可能性については、「起きる」(22%)「多分起きる」(52%)を合わせ7割超に達したのに対し、「起きない」「多分起きない」は それぞれ1%と24%で、合わせても全体の4分の1だった。自治体などの避難計画が十分かという問いでは、「全く不十分」(37%)「やや不十分」 (50%)を合わせ9割近くに上った。

再稼働そのものについては、「やや反対」(45%)「絶対反対」(26%)と反対派が7割で、「まあ賛成」(24%)「おおいに賛成」(4%)の賛成派を大きく上回った。

一方、再稼働の地元同意手続きを「立地自治体のみでいい」としたのは10%にとどまり、「30キロ圏内の他の自治体からも求めるべきだ」と答えた人が85%いた。今後の原発政策には「再稼働を認めながら段階的に縮小すべきだ」が53%と最多で、「直ちにやめるべきだ」(30%)「再稼働を認めて現状維持」(12%)と続いた。

続きは原発:根強い不安…東京女子大名誉教授が意識調査

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