「原発ロボット」故障の深層 「放射線のせい」報道を追う via J-Cast News

   東京電力福島第1原発1号機の原子炉内に溶けた燃料(デブリ)回収に向け、格納容器の中をロボットで調べるという世界で初めての取り組みが進んでいる。2015年4月10日に実際の調査が行われたが、移動を始めてから3時間で動けなくなった。

これは「何かに引っかかった」ことが原因だとみられているが、英BBCは「高い放射線量」がトラブルの原因になっている可能性を報じた。ただ、この説には特段の根拠が示されているわけでもなく、フェイスブックのコメント欄には異論も出ている。

(略)

東電の説明によると、事前に計画したルート上に障害物が見つかったため、ルートを変更して調査を続けようとしたところ、ロボットが動けなくなった。回収は困難だと判断され、13日には動けなくなった時の手順に従ってケーブルを切断する作業が行われた。

6か所で放射線量と温度が測定され、それぞれ毎時7.4~9.7シーベルト、17.8~20.2度だった。人間があびると1時間程度で死亡するほどの高線量だ。カメラも正常に動作しており、4月13日には動画も公開された。

FBでは「おそらく放射線でこの小さなロボットは壊れた」と解説

この実験が世界初めての試みだということもあって、この経緯は海外メディアも相次いで報じた。大半は「動けなくなった」と伝える程度だったが、英BBCは独自の見方だ。東京発の特派員レポートでは、

「ミッション開始からわずか3時間後に(ロボットは)動かなくなった。理由はっきりしないが、高い放射線量が、おそらくその答えだ」

と伝えており、その動画はBBCのフェイスブックに

「おそらく放射線でこの小さなロボットは壊れた」

という説明文つきで掲載された。

もっとも、東電では、ロボットが動けなくなったのは「グレーチング」の継ぎ目の段差や配管のすきまにロボットがはまり込んだのが原因だとみている。そもそも、ロボットは毎時100シーベルトで約10時間動けるように設計されている。

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