世銀総裁「原発危険援助せず」 途上国向けに再生エネ支援 via 東京新聞

【ワシントン=斉場保伸】世界銀行のキム総裁は九日、ワシントン市内で日本人記者団に対し「原発は危険性があるため、世銀は原発への援助を行わない」との姿勢を明らかにした。

 世銀は一九五九年にイタリアの原発建設に四千万ドルを貸し付けたが、その後、原発向けの援助はない。現在は途上国支援の一環として、電力網整備や エネルギー効率向上の取り組みを拡大。太陽光や風力発電など再生可能エネルギーの比率を高めることで、電力の恩恵を最貧国の国民に拡大していく考えだ。東 日本大震災の発生に伴う四年前の東京電力福島第一原発事故については「フクシマの技術は最先端のものではなかった。では、新しい技術で本当に安全な原発が できるのか。核廃棄物の貯蔵や取り扱いを安全にできるのか。その証拠を示せなければ国民の納得を得るのは難しい」と話した。

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すべての国が低コストで汚染のないエネルギーのあり方を検討している」と指摘した。キム氏は仙台市で十四日から開かれる第三回国連防災世界会議に出席する。

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