両陛下、被爆者慰問へ 戦後70年控え、きょう広島入り via 朝日新聞

天皇、皇后両陛下は3~4日、広島県を訪れ、原爆養護ホームで被爆者と懇談する。6月には沖縄県戦没者墓苑に拝礼し、10月には長崎県の原爆落下中心地碑で供花した。太平洋戦争の激戦地パラオへの来春の訪問も検討されている。戦後70年を前に、慰霊の思いが込められた訪問が続く。

「元気なうちに一目お会いしたい、という入所者にとって幸せなこと」。両陛下が4日に訪れる広島原爆養護ホーム「矢野おりづる園」(広島市安芸区)で案内役を担う施設長、柿木田勇さん(69)は心待ちにしている。自身も被爆者だ。

広島市に原爆が投下された翌日の1945年8月7日、病院で働いていた姉を捜す母に背負われて市内に入り、被爆した。生後7カ月だった。敗戦直後の47年12月、昭和天皇の広島巡幸を家族で出迎えた。「当時は複雑な思いを抱く被爆者がいたかもしれない」

園では被爆者10人と懇談する。入所する被爆者100人の平均年齢は88歳。「私も『最も若い世代の被爆者』として、核廃絶や平和への願いをお伝えしたい」と柿木田さんは言う。広島市には原爆養護ホームが4カ所あるが、両陛下は今回ですべての施設の訪問を果たすことになる。

両陛下は国内外で犠牲になった戦没者に心を寄せ続け、戦後50年の95年に「慰霊の旅」として長崎、広島、沖縄を訪問。

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