きょうの潮流viaしんぶん赤旗

 核のゴミをめぐって各地で激しい反発が起きています。国は原発から出る放射性廃棄物の最終処分場建設を進めますが、候補地にあげられた住民はたまりません▼宮城の加美町では町長や住民が環境省の地盤調査を阻止。集会や署名をはじめ、他の候補地でも反対運動がひろがっています。自分たちの健康や命、周りの自然が半永久的に脅かされるのですから、立ち上がるのは必然です
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「平和利用」の名で始まった核の時代が、いま転換期にあることは間違いないでしょう▼その核の時代を生きた一科学者の足跡が東工大内の展示でたどれます。米国のビキニ水爆実験で被ばくした第五福竜丸。その調査のため、放射線量の測定器を片手に帰港した焼津に駆けつけた西脇安(やすし)博士です▼汚染の深刻さを知った博士はすぐに米原子力委員長に手紙を出し、状況を伝えて処置方法を尋ねました。しかし返答はなく、「死の灰」を独自に分析。その後、欧州を回り核爆弾の恐ろしさを訴えるなど、彼の行動は国内外の反核運動の高まりをつくりました▼亡くなる直前に福島の事故を目にした博士は「放射線防護と原発事故への備えを言い続けたのに…」とつぶやいたそうです。

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二日目の調査入れずーー宮木・加美

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