韓国、今なお日本からの放射能汚染を警戒-くず鉄からの放射性物質検出で via ウォール・ストリート・ジャーナル

福島第一原子力発電所で事故が起きてから3年余りがたつが、一部の韓国人は今も日本からの放射能汚染を警戒している。

 韓国南東部の沿海都市、昌原市の住民と環境保護活動家は14日、ある鉄鋼会社が近くの馬山港経由で日本からくず鉄を輸入していることに抗議する集会を同社の前で開いた。

 集会の参加者は国内の鉄鋼会社に対し、馬山港のように放射線測定装置が備えられていない港湾経由で日本からリサイクル用のくず鉄を輸入することをやめるよう求めた。

 馬山昌原鎮海環境運動連合のパク・ジョンクォン会長は「今年8月に日本から輸入されたくず鉄から放射性物質が検出され、日本に送り返したことは、われわれが現実のリスクにさらされていることを浮き彫りにしている」と訴えた。

 同連合は馬山港に放射線測定装置が設置されるまで、こうしたくず鉄の受け入れ先を他の港湾に変えるよう引き続き政府に求めていく方針だ。

 ソウル市が8月に日本から輸入されたくず鉄の一部から放射性物質を検出し、輸入業者に日本への返送を命じたことを受けて、韓国では懸念が高まっている。

 今週初めにも同国南西部の港湾都市、群山市の市民団体が国に日本からのくず鉄の輸入中止を求める抗議活動を行った。

 韓国の原子力安全保安委員会(NSSC)は8月11日、放射能汚染を理由に日本から輸入したくず鉄の一部を送り返したことを明らかにした。こうした措置が取られたのは、韓国政府が2012年に原子力の安全性に関する点検を強化してから初めてのことだった。

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