原発作業員が休憩を取りたがらない理由【福島第一原発】 via Huffington Post

福島第一原子力発電所で5月28日、作業後に入退域管理施設に戻った作業員の1人が、体調不良のため、ドクターヘリで運ばれる事態が発生した。東京電力の記者会見によると、この作業員が作業していたのはEタンクエリアと呼ばれ、防護服の他、全面マスクの装着も必要な場所だった。

この日、福島第一原発から約10km北西にある気象庁浪江観測所では29.6度まで気温が上昇していた。東電は5月から熱中症対策を始めているが、現場では東電の推奨を守らず、作業を続けてしまう作業員がいるという。作業員が休憩を取りたがらないのは、どうしてだろうか。

(略)

原発作業員の支援活動を行っている団体「アプリシエイト・フクシマ・ワーカーズ(AFW)」代表の吉川彰浩さんは、積算線量などの関係で休憩を取りたくないという心情が働くと分析する。

「休憩していても、被ばくしますからね。それよりも早く終わらせたい、早く帰りたいという気持ちのほうが、強くなってしまいます」

昼休みなどに休憩を取る免震棟の中では被曝の心配はないが、ここに入るには、いちいち防護服や手袋、靴下を脱いで被曝線量を測定する長い列に並ばな くてはならない。作業の合間の小休憩のたびに免震棟に戻り、装備を脱着することは現実的ではない。そのため、小休憩を取らず、作業を続けてしまう作業員が いるのが現状だと吉川さんは言う。

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