本紙「ベクレルの嘆き」が受賞 農業ジャーナリスト賞 via 福島民報

(抜粋)

■県民の記録、高い価値 「ベクレルの嘆き」収録の「福島と原発 2」

16日に発表された第29回農業ジャーナリスト賞を受けた連載「ベクレルの嘆き 放射線との戦い」(第3部未知への挑戦)を含む全連載企画は、福 島民報社が今年3月に早稲田大学出版部から発刊した「福島と原発 2 放射線との闘い+1000日の記憶」に収録されている。同賞の選考理由の中で、この 本についても「震災と原発事故を風化させないための『県民の記録』として価値がある」との評価を受けた。
「ベクレルの嘆き 放射線との戦い」は、平成25年1月3日付から11月8日付まで計5部、96回(番外編を含む)に及んだ長期連載で、原発事故に直面 した県民の放射線への不安や葛藤、リスクコミュニケーションをめぐる政府や専門家の対応、農林水産業の現状と再生の取り組み、除染の現状と課題、福島第一 原発の汚染水問題などを追った。
このうち、「第3部未知への挑戦」は25年5月13日付から6月7日付まで計23回にわたり、コメや特産「あんぽ柿」、シイタケの原木の放射性物質低減への取り組みや、漁再開への漁業関係者の挑戦、検査機器開発に向けた研究などを科学的なアプローチで伝えた。
連載の開始以降、「放射線に対する理解が深まった」「福島の現状を理解する手助けになる」など全国から多くの投書やメール、電話が寄せられ、大きな反響を呼んだ。
収録されている本には、作家の柳田邦男さんが「福島で何が起きたのか、安全への納得につながるリスクコミュニケーションはいかにあるべきか、多岐にわた る記者たちの丁寧な深掘取材から生み出されたこの記録と提言は、判断に不可欠の要素を知るうえで必読の書だ」と推薦文を寄せている。
本は46判、ハードカバー(468ページ+口絵8ページ)。「3・11」から平成25年12月4日までの1000日にわたるドキュメントも収録している。定価は2800円(税別)。県内をはじめ、全国の主要書店で販売している。
問い合わせは福島民報社事業局出版部 電話024(531)4182へ。

全文は本紙「ベクレルの嘆き」が受賞 農業ジャーナリスト賞

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