福島へ修学旅行 北海道は1校どまり 放射能への懸念、不安消えず via 北海道新聞

(抜粋)

県外から同市への修学旅行は年700校以上あったが、原発事故後の2011年度は95校に激減した。一方、道内からは県全体でも道央圏の中学など10校前後だったが事故後は一気にゼロになった。

会津若松は仙台と同様、原発からは約100キロ離れている。鶴ケ城周辺の空間放射線量は、毎時0・07~0・08マイクロシーベルトと震災前の0・05 マイクロシーベルトに近づきつつある。環境省が除染目標に掲げる0・23マイクロシーベルトの3分の1だ。地元では校長会やPTAなどを通じてPRした り、震災教育として、県内のいわき市など被災地を巡るコースも提案した結果、13年度は318校まで盛り返した。

道内で唯一、訪れているのは中高一貫の登別明日(あけび)中等教育学校。昨年3月に会津若松近郊の英語研修施設に宿泊した。保護者には周辺の放射線量などを説明し理解を得た。今年3月には「英語ガイドで鶴ケ城見学も行った」と話す。

ただ、福島原発では汚染水漏れなどトラブルが続発し、放射能への懸念は消えない。会津若松を毎年訪れていた石狩管内の中学校は「保護者の心配に配慮した」として、行き先を首都圏に変更。道内や関東方面に切り替えた中学も多い。

11、12年度とゼロだった九州からは13年度、12校が福島を訪れた。長崎県立長崎西高校は「原発事故で避難した夫婦の話が一番印象的だったと振り返る生徒も多かった」と話している。(東京報道 古田佳之)

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