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福島原発事故から間もなく3年 爪痕残る“戦場”、収束の道のり長く険しく via カナロコ

国際的な事故評価尺度で最悪の「レベル7」とされた福島第1原発事故から間もなく3年。事故の爪痕が残る現場では、汚染水対策や廃炉へ向けた懸命な作業が 続く。巨額の国費を投じてもなお、難題が立ちはだかり、収束への道のりは長く、険しい。東京電力が日本記者クラブ加盟の報道機関に公開した“戦場”の今を 報告する。

1月16日早朝、記者を乗せたバスは福島県いわき市を出発し、国道6号を北上。原則立ち入りが制限され、人がいないことが日常となった区域を進む。人の営みを断ち切る原子力災害の「静かな惨状」を目の当たりにし、第1原発に到着した。

入念な身分確認と金属探知機によるチェックを受けて構内に入る。取材は免震重要棟の一部を除き車内からに制限され、撮影は「核物質防護の観点」(東電)から代表者に限られた。

マスク、手袋、靴カバーを装着して足を踏み入れた免震重要棟で、白のつなぎの防護服を着た作業員とすれ違う。フーっと吐く長い息に疲労感が感じ取れた。

東電によると、第1原発の作業員は1日当たり3千~4千人。彼らの1カ月当たりの平均被ばく量は約1ミリシーベルトという。東電幹部は、国基準(年間上 限50ミリシーベルト)はクリアされているとの見解を示す一方、「作業環境の向上が不可欠」とも説明した。ちなみに一般人の年間被ばく限度量は1ミリシー ベルトだ。

東京ドームおよそ75個分に当たる広大な構内。汚染水の貯蔵タンクが所狭しと並ぶ山側の光景は、まさに「タンク牧場」だ。炉心溶融(メルトダウン)を起 こした1~3号機では1日当たり計400トンの注水による冷却を継続。これに地下水も加わり、毎日約800トンの汚染水が発生している。

セシウムの除去設備などを通しておよそ半分は再び冷却に使われているが、東電はタンク容量を2015年度末までに現在の倍の80万トンに増やす計画。漏えいがあったボルト締めから、溶接型への切り替えも急ピッチで進めている。

1~4号機を見渡せる海側には、津波で押し流された車が横倒しのまま放置され、港湾内の放射性物質が海へ拡散しないよう沖に設置されたシルトフェンスも遠望できた。地下に鋼管を打ち込む海側の遮水壁の工事も進んでいた。

国や東電の汚染水対策の基本は「取り除く、近づけない、漏らさない」。国費を投入して14年度中の運用を目指す凍土遮水壁の設置などと合わせ、資源エネルギー庁、東電とも「予防的、重層的な対策を講じていく」と口をそろえる。

だが、裏を返せば解決の決め手を見いだせていない手探り状態とも言え、安倍晋三首相の「コントロールされている」との発言に心もとなさが募った。

建屋を見上げると「心をひとつにがんばろう!福島」の横断幕。周辺の放射線量は毎時600マイクロシーベルトを超え、取材団が持ち込んだ線量計のアラーム音が一斉に鳴った。

(略)

一方で、放射線量が高く人が近づくことすらできない1~3号機は、内部の把握が進まず「非常に条件が悪く、見通しが立たない状況」(東電)。4号機に次い で燃料取り出しを始める予定の3号機の建屋上部には遠隔操作のクレーンのアームが伸び、がれきの撤去や除染作業が進んでいた。

電源喪失につながった送電用鉄塔の倒壊現場を通過し、約40分の視察を終えた。入退管理施設で測定した被ばく量は10マイクロシーベルトだった。

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