(プロメテウスの罠)給食に福島米:19 判断に時間がほしい via 朝日新聞

今年1月に福島市の学校給食で市産米が使われるようになってから、市内の八巻美幸(やまきみゆき)(43)は小学3年の長男に毎日おにぎりを持たせている。

原発事故で生じた行政不信は根深い。市が「安全だ」といっても、なかなか信じることができない。

事故直後、水道水から1キロ当たり最高177ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたが、市から使用制限はかからなかった。後になって、国は10ベクレルという基準を示してきた。

当時は何も気にせず、水道水をそのまま子どもに飲ませてしまった。今もそのことへの悔いがある。

県知事が県産米の安全宣言をした直後に汚染米が見つかったこともあった。そうした例を挙げればきりがない。行政は当てにはならない。自分で判断するしかない、と思う。

(略)

全水田、全果樹園を調べるというJA新ふくしまの取り組みを、八巻は評価している。だが、それがすぐに「食べさせてもいい」につながるわけではない。子どもに市産米を食べさせていいのかどうか、判断するにはもう少し時間がほしい。

別の心配もある。他の子どもと違う道を選ぶことによるリスクだ。おにぎりを持っていくことで、いじめられたりはしないだろうか

担任の女性教諭に相談した。教諭は親身に応じてくれた。目配りをしてくれる、といってくれた。

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