北朝鮮の原子炉「すでに稼働」 衛星写真で確認 米大学 via 朝日新聞

 【ワシントン=奥寺淳】米ジョンズ・ホプキンス大学の北朝鮮研究グループ「38ノース」は2日、北朝鮮の寧辺(ヨンビョン)にある5千キロワット級の黒鉛減速型原子炉の排水施設から熱水が排出されているのを衛星写真で確認した、と発表した。原子炉がすでに再稼働し、発電が開始されている新たな証拠だとしている。

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同グループの分析では、8月31日には発電施設から白い煙が上がっていることが確認され、原子炉の稼働が疑われていた。9月19日の新たな写真では、新たに設置された原子炉からつながる排水施設から川に熱水が排出され、白い蒸気があがっていた。熱水の量も多く、「すでに発電タービンが稼働し、電力生産が始まっていることを示している」としている。

北朝鮮は米国などとの6者協議でこの原子炉の無能力化に合意し、2008年に蒸気を冷やす冷却塔を爆破した。しかし、6者協議が行き詰まり、今年4月に再稼働を表明。同グループは、今回新たに作られた排水施設が破壊した冷却塔に代わる重要な冷却施設の一つだ、と分析している。

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