「俺らはわかってる。だから私は食べない」「自分の子供に食べさせたいと思わないでしょ?」「風評じゃない!根にも葉にもある」6/6東電・政府交渉 via みんな楽しくhappyがいい

第38回全国公害被害者総行動デー [東京電力・政府合同交渉]
2013年6月6日
(内容書き出し)

私は福島県で専業で農業を現在も行っています。
私の住んでいる須賀川は、昨年玄米から、100ベクレルを超えるコメが
全国、1番で100ベクレルを超えてしまいました。
それで田んぼを除染する結果になったんですけれども、

私たちは、農地の土壌が何ベクレルかも分からないで作業しているんですよ、毎日。

空間線量じゃないんですよ!

で、田んぼを除染するという事になって、
私の地区は、作業員はその地区の農家の私も作業員になってやったんです!仕事を。

除染の「除」っていう意味が分かってます?
深く耕して、なに、薄めるだけじゃないですか!
取り除いてないんだから、放射能だって下がるわけ無いでしょ!

田んぼ、除染しました。
空間線量測りました。
全然下がって無いですよ。

取り除いてないもの当然でしょ。
[…]
福島県のものは県外のものに比べたら、本当に値段も安いですから、
それを承知しながら作って、
損害賠償を貰って、
農家に何の活力がありますか!?

あとひとつ言っておく事があるんですけれども、
福島県は農作物は出荷の前に全部検査しないと出荷できません。
今は100ベクレル以下っていう事になっていますけれども、
農家は、計測している私は分かりますよ、これが何ベクレルあるって。

放射能は、要は100ベクレル以下だったら出荷できる訳ですから、
私は食べませんよ。

買って食べている人は、「放射能は無い」と思って買って食ってるっぺ。
どうなのよ。
俺らはわかってるんだよ。
罪の意識があるんだ、作ってたって。

自分は食わねぇけど、他人に食わせてるの。
どう思いますか?ちょっと答えて下さい。
「。。。」私はね、先程みなさんの人格はどこへという事を申し上げた。
私は同じ人間だからみなさんの事をね、同じ思いで敬服をいたしますよ、人間として。
だけど、さっきのあやまりの話にもあったけれども、
人間としてあなた方ね、相当大きく、自分の職業として自分の地位を守ることはそれは必要かもしれないが、
やっちゃいけない所にまで踏み込んでいるんです。

誇りは何処に行ったんだ!

放射能入りは食べさせたくない。
素直にそういう思いはみなさん持っていると思いますよ。
あなたもそうでしょ?小さな子どもが、
まだ独身かもしれないけど、これから子どもを持ちますよ。
その子どもをなるだけ放射能から遠ざけたいと思うでしょ?
それを、その自分の素直な思いを国政に反映させなさい。、

そんな情けない国家公務員がどこにあるか!!!

他人の命を危険にさらすんだったら、自分もその覚悟を持てよ!!!
誇りだろ、それが人間の。
[…]
先ほど「福島の物を食べれるのか?」というご指摘を頂きました。
これは、福島県の方ではたとえば、
ま、経産省の方にですね、実は福島県産のお米の持ちこみ販売がございまして、
そういったものについてもわたくしはですね、
これは個人的な話でございますけれども、買って家族と一緒に食べたりしているところです。
ま、こういった形で福島県の農家の方々の風評が少しでも解決すればですね、
これはやはりそういった形に持って行けると思っていますんで。
[…]
いまのことについていいですか?
「風評」「風評」って言うけどね、風評じゃないんですよ。
いいですか!
風評っていうのは「根も葉もない」ことなんです。
根にも葉にもあるの!
わかる?

全文はこちら

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2 Responses to 「俺らはわかってる。だから私は食べない」「自分の子供に食べさせたいと思わないでしょ?」「風評じゃない!根にも葉にもある」6/6東電・政府交渉 via みんな楽しくhappyがいい

  1. yukimiyamotodepaul says:

    農家の方の苦悩。。。心に迫るだけでなく、心苦しくなる記事。でも、これが真実であり、原発政策には無くてはならない情報でしょう。こういう良い記事が、広くゆきわたらないのは、大手メディアがメディアとして機能していない事実があることに改めて思いいります。

  2. norma field says:

    農家の方たちの発言ほど心に迫る、とはいえませんが、例えば経産省には福島県産のお米が持ち込み販売されていて、この集まりに送り出された男性は一家でそれを食べている、と発言しているのも印象的です。省内でそういう雰囲気があり、個々人の気持ち〜ましてや家族の気持ち〜とは別に、こうした「風評被害」対策に参加せざるを得ない状況も想像に難くありません。支配するがわの個人的不安も押しつぶしながら体制は維持されていくプロセスが垣間見られます。

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