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今「原子力」を考える:新聞労連・新研集会 なぜ「脱原発」敗れ去った 排除の論理を疑問視 /福井 via 毎日新聞

「脱原発は、どこへ行った?」と題した集会が先月25日、日本新聞労働組合連合(新聞労連)新聞研究部の主催で東京都内で開かれた。福井県でも1年 前、全国から脱原発を訴える団体や個人が集まり大飯原発の再稼働反対を訴えたが、あの熱気は今はもうない。なぜ脱原発は敗れ去ったのか。集会での議論を報 告する。【佐藤慶】

集会には、社会学者の開沼博氏▽北海道大学大学院准教授の中島岳志氏▽映画監督で作家の森達也氏−−の3氏が招かれた。まず、開沼氏が基調報告を行った。

開沼氏は、脱原発運動は失敗し、現状は原発再稼働を見据えた新しい秩序に向かっているとして、「脱原発は誰にとっての希望だったのか」と問いかけた。

答えを考えるため、脱原発という「希望」に乗れなかった人たちを例に挙げた。福島第1原発事故の前、福 島県大熊町では「原子力最中」が、柏崎刈羽原発のある地域では「原子力つけめん」が売られていたという。開沼氏は「原発が文化になっている。ある種のアイ デンティティーとし、ブランドとして地域を作ってきた。事故があったからといって、手放せるわけがない」と指摘した。

原発を必要とせざるを得ない人たちと、首相官邸前に集まる人たちの間にずれが生じ、「脱原発」の言葉は福島を語りながら福島のためになっていないと説く。 福島にスティグマ(負の烙印(らくいん))を与えて問題を大きく見せ、自らの活動を維持しようとするその手法を開沼氏は「排除による包摂」と呼び、「同意 を得られないものだった」と批判した。

(略)

2氏の論を受け、開沼氏も脱原発運動が抱える排除の論理を疑問視した。「本来なら排除を嫌っていたはずの左派、リベラルにいた人が平然と、かつて排除して いた人と同じ土俵に乗っかっている」と指摘し、「重要なのは誰かを蹴落とすことで自分たちが安全な場所に立てる土俵でない。誰かを救いながら社会に包摂し ていけるような議論の土台に戻る必要がある」と説いた。

続きは今「原子力」を考える:新聞労連・新研集会 なぜ「脱原発」敗れ去った 排除の論理を疑問視 /福井

 

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One Response

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  1. yukimiyamotodepaul says

    この記事は抜粋であり、開沼氏のご意見の全貌を反映していない可能性も踏まえつつ、開沼氏の社会学者とは思えない発言の数々に失望しています。まず、「脱原発」において、実際の廃炉には20年以上かかること、また、先週の首相官邸前デモを見ても、今、この運動を「失敗」と呼ぶのは明らかに時期尚早でしょう。それから、「ある種のアイ デンティティーとし、ブランドとして地域を作ってきた。事故があったからといって、手放せるわけがない」という言葉にも違和感を感じます。例えば、原発立地以前と以後とで福島や柏崎のアイデンティティーが変わったように、アイデンティティーというのは普遍的、不変的なものではないでしょう。(当然、こうした大きな事故の以前と以後とでは、アイデンティティーと呼ばれるものも変わっていく可能性があるでしょう。)それにも増して、「ブランド」と「事故(の可能性)」とを秤にかけるような思考には、今回の福島原発事故の重大さを軽視しているとしか思えません。また、福島のために語っているような開沼氏の言説も「「脱原発」の言葉は福島を語りながら福島のためになっていない」などと乱暴に言ってしまう時、その「福島」とは誰の「福島」なのか、という思いが拭えません。何故、デモに参加する人の「福島」は「福島」のためになっておらず、開沼氏の「アイデンティテイー」と「ブランド」を「事故」より重くみることが「福島のため」なのか?何故、原発立地以後のアイデンティティーが以前のアイデンティティーより、より良いのか。最後に「本来なら排除を嫌っていたはずの左派、リベラルにいた人が平然と、かつて排除して いた人と同じ土俵に乗っかっている」について。まず、左派やリベラルが排除の論理で動いている、というのは、これはあまりにも大雑把で杜撰な捉え方でしょう。また、右派だと、排除は想定内なので批判の対象にはならないのでしょうか。(左派に対して「聖人君子」を期待しているかのようにもとれます。少なくとも右派よりは、そうした期待値が高いのでは?)右派(と呼ばれる方々)も、反原発運動にはいらっしゃることもお忘れなく。



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