ウラン施設に自爆テロ ニジェールで報復か via msn.産経ニュース

西アフリカのニジェール北部で23日、仏原子力大手アレバが運営するウラン鉱山施設とニジェール軍兵舎を狙った連続自爆テロがあり、ロイター通信に よると少なくとも兵士ら20人が死亡、数十人が負傷した。フランス通信(AFP)は、隣国マリを拠点とする国際テロ組織アルカーイダ系武装勢力「西アフリ カの唯一神と聖戦運動(MUJAO)」が犯行を認めたと伝えた。

MUJAOは、今年1月にフランスが軍事介入したマリ北部を支配していた勢力の一つ。今回のテロは、フランスと、その軍事介入に協力してマリに部隊を派遣しているニジェール政府に対する報復とみられる。

北部最大の町アガデスの兵舎では、自動車爆弾による自爆テロに続いて武装勢力と軍部隊の銃撃戦が発生、実行犯の一人が士官ら数人を人質にして立てこもっ た。ウラン鉱山やウラン処理施設などがあるアーリットでも自動車爆弾を使った自爆テロでアレバのスタッフら14人が負傷した。この攻撃でウラン生産設備の 一部が損傷したという。

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