米国:核実験 「筋が通らぬ」被爆者ら怒りの声 知事、抗議文を送付 /広島 via Yahoo Japan(毎日新聞)

米国が昨年10~12月に新型核実験を2度実施していたことが12日明らかになった。1カ月前には北朝鮮が3回目の地下核実験をしたばかり。核兵器廃絶の願いを無視し、後退させる行為に、核の恐ろしさを身をもって知る被爆者らから怒りの声が渦巻いた。

 原爆ドームを29年描き続ける被爆者の原広司さん(81)=安芸区=は「またやったんかいの」とあきれはてた。「より強力な核兵器をつくろうとしているから実験をするんじゃろ。悪いと知ってるから、こっそりこっそりやるんじゃ」と切り捨てた。
 県被団協(金子一士理事長)の大越和郎事務局長(72)は「北朝鮮の核実験に対して国連決議を話し合う一方、自分たちは所有する核兵器の性能実験をしているのでは筋が通らない」と批判した。
 国内外で証言活動を続ける被爆者の岡田恵美子さん(76)=東区=は「オバマ大統領は何を考えているのか」と怒り、「日本は米政府のご機嫌を取るのはもうやめなきゃいけん。平和記念式典にパフォーマンスで来るだけでなく、原爆資料館に入って真実を見てほしい」と語った。

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