原発反対の提案続出へ 電力各社が27日に株主総会 via MSN産経ニュ―ス

東京電力や関西電力など原発を保有する電力9社の定時株主総会が27日、一斉に開かれる。東電福島第1原発事故を受け、昨年に続き原発の再稼働の是非などをめぐって多くの株主からの発言が予想される。反原発の株主提案などは3分の2以上の賛同が必要で、否決される見通しだが、これまで「物言わぬ大株主」だった地元自治体が自ら脱原発議案を提出するなど、賛同票は昨年を大きく上回りそうだ。

 関電が株主に発送した「総会招集通知」には、第3号から第30号までの株主提案議案が並ぶ。いずれの提案にも取締役会の反対が添えられており、開催前から“大荒れ”の展開が予想されている。

 中でも、出資比率9・37%の筆頭株主である大阪市は、同3・06%を出資する神戸市などと「脱原発」を盛り込んだ定款変更を提案。大阪市の橋下徹市長は総会に直接乗り込み、大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について「期間限定」などを主張する見通しだ。

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