「地震は克服」「原発で所得倍増」――そんなセリフ満載の「原発PR映画」上映会が開催 via 日刊サイゾー

終わらない福島第一原子力発電所をめぐる混乱の中で開催が告知され、注目を集めていた原発PR映画上映会が10月30日、東京大学本郷キャンパス で開催された。多くの人が駆け付けたが、そこで上映されたのはPRどころか、「プロパガンダ」と呼んだ方が適切な、衝撃的な映像の連発だった。

この上映会は、前回の記事で 記した通り、東京大学大学院情報学環などが行っている「記録映画アーカイブ・プロジェクト」の一環として開催されたもの。参加申込みが殺到し、告知から3 日ほどで満員御礼になったという。冒頭、あいさつに立った東京大学大学院情報学環の丹羽美之准教授は、プロジェクトの概要を説明した上で、今回の企画意図 を次のように語った。

「3.11以降、原発に批判的な映像作品が上映される機会は多いが、推進側の映像作品は、あまり注目されておらず、忘れ去られようとしている。そこで、推進側では原発がどう記録されているか考えてみようと思った」

ちなみに丹羽教授によれば、原発を扱った記録映画は岩波映画製作所の手によるものだけで数十本存在し、そのほかを合わせると数百本にも数千本になるかもしれないとのこと。「(財)日本原子力文化振興財団(http://www.jaero.or.jp/)」では、現在も原発PR映像の無料貸し出しをしており、一般の人でも見ることができるという。

さて、この日上映されたのは原発PR映画3本と、完成直後の福島第一原発を取材したテレビ番組の合計4本。

続きは「地震は克服」「原発で所得倍増」――そんなセリフ満載の「原発PR映画」上映会が開催

This entry was posted in *日本語 and tagged , , , , , . Bookmark the permalink.

Leave a Reply