福島1号機、震災5時間で容器破損 保安院解析 via Chunichi Web

福島第1原発の事故で、経済産業省原子力安全・保安院は6日、1~3号機の原子炉内の核燃料が溶けて落下するメルトダウン(炉心溶融)が起きていたとする独自の解析結果を発表した。最も厳しい想定では、地震発生後に1号機の圧力容器が破損した時間は、先に公表していた東京電力の解析より約10時間早いと指摘している。地震から5時間後の3月11日午後8時には既に危機的状況だった可能性があることが分かった。

西山英彦審議官は会見で「事故の進展が非常に早いと痛感した。少しの対応の遅れが炉心溶融につながる」と述べた。メルトダウンを示す同様のデータは東電も5月24日に公表済み。保安院は地震直後のデータを反映させ、東電より精度が高いとしている。

解析によると、1~3号機の圧力容器内の核燃料はいずれも大部分が容器下部に溶け落ち、一部が外側にある格納容器に流出。溶けた燃料は圧力容器の下にたまった水で冷え、現在は、残った燃料が水蒸気で冷却され安定している状態という。

最も厳しい条件で解析した場合、1号機は地震から3時間後、津波到達から2時間後の3月11日午後6時ごろに圧力容器内の水位が低下、過熱した棒状の核燃料が壊れ始めた。燃料が溶け落ちて一部が格納容器へ漏れ始めたのは同日午後8時で、東電の解析より10時間も早い。

続きは福島1号機、震災5時間で容器破損 保安院解析

 

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