東電、原発作業員の防護服を公開 気密性高く熱中症数人 via asahi.com

東京電力は28日、福島第一原子力発電所の作業員が着る防護服を公開した。全面マスク、ゴム手袋、靴下をはいて全身を覆い、放射性物質を通さないようにしているのがよくわかる。

防護服をじかに着るのではなく、下にはジャージーを着たり、水色のキャップをかぶったりしている。防護服はポリエチレン製の不織布で作られており、0.5マイクロメートルより大きいちりやほこりは、ほぼ通さないという。

マスクの両端には活性炭入りのフィルターがある。空気を吸い込むときに放射性物質を吸着させ、体内に取り込まないようにしている。全面マスクはフィルターを取り換えて再利用するが、防護服や手袋は使い捨てだ。

湿度の高いところでは、防護服の上から、さらに雨がっぱを羽織ることもあるという。ただ、空気を通しにくいから、熱もこもりやすい。

原発では、この装備で働く作業員が数人ほど熱中症にかかっている。東電は、冷却ベストの準備など暑さ対策を急いでいる。(杉本崇)

東電、原発作業員の防護服を公開 気密性高く熱中症数人

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