『論説・あぶくま抄』 on 福島民報

 「避難のことは話したくない」と飯舘村の商店主が声を絞りだす。何十年も懸命に守り育てた商売が、国の通告だけで消える。悔しさ、不安で夜も眠られない。村は計画的に全村避難を強いられる。
 原発で水素爆発が起きた際、春近しを告げる風が災いをもたらした。「健康」を理由に、暮らしも人のつながりもバッサリと切られてしまう。ある大学教授は「この程度では心配ない」という。別の識者は「子どもは早く避難させた方がいい」。まったく正反対の言葉が心を乱す。

続きは『論説・あぶくま抄』から。

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