『大学での原子力問題フォーラム』 on ブログ「ふぇみにすとの雑感」 by 山口智美

4月5日、火曜の夜に私の勤務する大学にて、Atomic Age Forumと題した、核問題についてのフォーラムを開いた。私の大学の学部の卒業生(現在同じ大学の別学部の院生)が日本の地震があったときに連絡をしてきてくれ、会話の中でシカゴ大学のThe Atomic Age: From Hiroshima to the Presentのサイトをたしか紹介したのだと思う。それに刺激を受けて、コンセプトが重なるテーマで、でもこのモンタナ州立大学という場所でできる範囲で何かフォーラム開こうという案に発展した。学生主導で企画されたイベントだった。シカゴのイベントと類似のテーマかつタイトルではあるが、シカゴ大学のイベントをオーガナイズしている仲間たちにも気持よく賛成してもらえた。むしろ、”Atomic Age”と題したイベントが様々なところに広がっていったらいいよね、と。

おそらく全米のいろいろな大学で日本の地震や津波に関するイベントやファンドレイジングは行われていることだろう。だが、原子力問題に焦点化し、人文・社会科学的視点から議論するというイベントというのはまだそんなに多くないのではないかという気がする。もちろん、原子力関係や工学関係専門の人たちが解説する系統のイベントはやっているとは思うが、この問題を技術的観点のみではなく、人文や社会科学の視点から議論することが、政治的に必ずしも現在のアメリカにおいて簡単なことではないという事情もあるように思われる。

続きは『大学での原子力問題フォーラム』から。

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