マンハッタン近くに原発、NYでも不安の声 via 日テレニュース24

< 2011年4月3日 13:49 >
福島第一原子力発電所の事故を受け、世界中で原発の安全問題について考える機運が高まっている。アメリカではニューヨークの中心・マンハッタンから至近距離にある原発への不安の声が上がっている。ニューヨーク支局・正田千瑞子記者が報告する。

マンハッタンの中心部で2日、ニューヨークにある原発に反対する集会が開かれた。議論の的となっているのは、マンハッタンからわずか50~60キロの場所にあるインディアンポイント原発。ニューヨークの電力の約4分の1を賄っているが、すぐ近くに民家もあり、福島第一原発と同様の事故が起きればニューヨーク市全域が80キロ圏内に入り、2000万人もの市民が避難対象になりかねないため、「閉鎖すべき」との声も出始めた。原発が老朽化していることや、近くに断層が見つかったことも懸念を広げている。また、ニューヨーク州・クオモ知事が閉鎖を呼びかけたことも議論に拍車をかけた。

こうした中、アメリカ連邦議会では、安全が確認されるまで新たな原発の建設や運転許可の更新を凍結する法案も提出された。オバマ大統領は先月末、原子力政策をあくまでも変えない方針を示したが、福島第一原発の状況次第ではアメリカでさらに原発慎重論が強まる可能性もある。

マンハッタン近くに原発、NYでも不安の声

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