『原発運転の更新に影響も 大震災で米加州関係者』 via 47ニュース

 【サクラメント(米カリフォルニア州)共同】東日本大震災による福島第1原発の深刻な事態を受け、地震が多発する米カリフォルニア州では、州内に二つある原発の運転許可の更新手続きに影響が出るとの観測が浮上している。

 民間が事業主のサンオノフレとディアブロキャニオンの両原発は、1980年代の米原子力規制委員会(NRC)による運転許可が2022~25年、原子炉4基について順次失効。既に一部は更新手続きに入っている。

 カリフォルニア州エネルギー委員会のメリサ・ジョーンズ事務局長は3月中旬、共同通信などの取材に「更新可否の判断はNRCが行うので、大震災が国の政策にどう影響するかは分からない」と前置きした上で「日本の状況が、地質学的にわれわれの原発にも大いに当てはまると判断された場合、更新されない可能性もあるだろう」との見方を示した。

 同州の州都サクラメントの地元紙サクラメント・ビーは16日付社説で「カリフォルニア(州)や国は原発の将来を検討する際、厳しく真っさらな視点で地震のリスクを考慮すべきだ」と指摘。耐震強度の見直しをはじめ、想定を超えた地震や津波などにいかに備えるかを、一から議論すべきだという見解を示している。

『原発運転の更新に影響も 大震災で米加州関係者』

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