Tag Archives: 規制委員会

<視点>繰り返す約束違反、東京電力に原発を動かす資格はない via 東京新聞

社会部・小野沢健太 福島第一原発事故を起こした東京電力が、重大な約束違反を繰り返している。 再稼働を計画する柏崎刈羽原発(新潟県)では審査時の約束を守らず、テロの脅威にさらした。福島第一原発でもずさんな廃棄物管理が相次ぎ、リスクを増大させている。正常な組織運営ができない東電に、原発を動かす資格はない。  東電は柏崎刈羽の再稼働審査で「安全性をおろそかにして経済性を優先することはしない」と誓った。その約束を原発の管理手順を定める保安規定に明記し、原子力規制委員会は2017年12月に6、7号機の事故対策について新規制基準適合と決定した。  しかし、柏崎刈羽では15年ごろから敷地内への不正な侵入を検知する装置の故障が多発。すぐに修理せず、複数の故障地点を一つのモニターでカメラ監視するなど不十分な対応を続けていた。  東電は9月に公表した報告書で理由をまとめた。背景にはコスト削減があった。経営難の東電は、柏崎刈羽のテロ対策を委託していた外部企業との契約を縮小。その時期から侵入検知器の故障が多発するようになったという。  契約変更の影響を検討した形跡もなく、第三者検証委員会が実施したアンケートでも、柏崎刈羽所員の回答者の4分の1が「経営層はテロ対策よりもコスト削減などの利益を優先している」と答えた。コスト削減を優先しないと約束した保安規定に反していることは明白で、規制委は審査を即刻やり直すのが筋だ。  福島第一原発でも今年8月、汚染水を浄化処理する多核種除去設備(ALPS)でフィルターの損傷が発覚。2年前にも同じフィルターが損傷していたが、交換するだけで原因を調べず対策も講じなかった。東電は放置していたことを、記者会見で質問されるまで明らかにしなかった。  収束作業で発生するがれきなどの廃棄物保管でも、今年に入ってから定められた管理をしていない廃棄物が急増していることが判明。これも、規制委からの指摘を受けるまで明らかにしなかった。  福島第一でトラブルが続けば、被災者や周辺自治体に多大な不安を与える。そう自覚していれば、迅速に情報を発信するはずだ。不都合なことを説明しようとしない東電には、被災者の苦しみを思いやる姿勢が全く感じられない。  東電は事業計画で「事故対応こそが原点であり、福島への責任を果たすために存続を許された」と宣言する。しかし、事故前から続くリスク軽視の企業体質は変わらず、説明にも後ろ向き。責任を感じているのかすら疑わしい。 問題が起きても「信頼回復に努める」と釈明を繰り返すだけ。[…] 全文

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柏崎刈羽原発 活断層? 13万年前以降に活動、新潟大名誉教授ら発表 再稼働に影響も /新潟 via 毎日新聞

 県内の地質学者などで構成する「柏崎刈羽原発活断層問題研究会」(大野隆一郎代表)は17日、東京電力柏崎刈羽原発敷地内にある複数の断層について、約13万年前以降に活動した「活断層」の可能性があると発表した。東電は「活断層はないというこれまでの評価は変わらない」としているが、原子力規制委員会の新規制基準では12万から13万年前以降に活動した可能性のある断層は活断層と評価されるだけに、事態の推移によっては原発再稼働の判断に影響を与える可能性が出てきた。 […] 東電は、安田層に含まれる火山灰層「刈羽テフラ」の組成が青森・下北半島沖で報告されている20万から23万年前の火山灰と似ていることなどを根拠に、テフラ周辺の安田層の堆積(たいせき)時期を20万から三十数万年前と評価。テフラの上にある安田層と分ける形で「古安田層」と新たに名付け、23本の断層は古安田層内で生じたものだとした。規制委も同原発6、7号機の審査過程で東電の主張を「おおむね妥当」と認めている。  一方、研究会は、刈羽テフラは柏崎市藤橋に分布する火山灰「藤橋40」と組成成分が「完全に一致」していることに着目。東電もこの一致点は認めているが、研究会は、藤橋40は12万から13万年前の地層に挟まれていることから、刈羽テフラは古くても13万年前の火山灰層であると結論づけ、20万から23万年前とする東電の推定を「科学的推定とは言えない」と評価した。敷地内の断層は活断層である可能性があるとして、東電に「調査・解析結果の全面的な見直し」を求めるという。  研究会のメンバーで県技術委員会の委員も務める立石雅昭・新潟大名誉教授(地質学)は「東電の主張は従来の地質学・地形学で広く認められてきた科学的推論とは異なる」と話している。 […]     もっと読む。

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福島事故前に後戻りvia 中日新聞

[…] 二〇一三年に始まった3、4号機の審査で関電は、規制委の指摘で想定する地震の強さを繰り返し引き上げた。二つの断層の連動から三連動へ。断層の深さも厳しく見積もるように求められ、揺れの強さは建設当初の想定の二倍以上になった。  それでもなお、計算式の抱える過小評価を指摘したのが、規制委の委員長代理として想定の引き上げを求め、一四年に退いた島崎邦彦東大名誉教授だった。熊本地震の事例から、関電や規制委が認める計算方法に問題があることを訴えた。  だが、規制委は結局、島崎氏が提案した計算方法にも疑問があり、現時点でほかに妥当な方法がないとの理由で、想定を見直さなかった。この論理は「どこかで割り切るしかない」という福島の事故前の規制当局と似ている。  東日本大震災後、繰り返し「想定外」という言葉が使われた。あの巨大地震や津波を予想できなかった専門家は、代々受け継いできた土地と営みを奪われた人たちの姿に、科学で分かることの限界を痛感したのではなかったか。もし自分が近くに住んでいたら「現時点でよく分からないから仕方ない」で済むだろうか。今回の結論には、その視点が欠けている。   全文を読む。

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泊原発 規制委基準満たしても「再稼働すべきでない」39% via 北海道新聞

 北海道新聞社の全道世論調査で、停止中の北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働について、原子力規制委員会が審査で基準を満たすと認めたとしても「再稼働すべきでない」との回答が39%に上った。審査で認められれば「再稼働してもよい」の31%を上回っており、再稼働に慎重な道民の意識がうかがえる。 […] 「再稼働すべきでない」は男性36%、女性42%だった。年代別では「再稼働してもよい」は40代の44%が最も多く、70代以上は50%が「再稼働すべきでない」を選んだ。 […] 原子力規制委員会の審査結果にかかわらず、再稼働の是非だけを聞いた今年4月の世論調査では「認めてもよい」が39%、「認めるべきではない」が57%だった。 […] もっと読む。

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凍らない凍土壁に原子力規制委がイライラを爆発「壁じゃなくて『すだれ』じゃないか!」 税金345億円は何のためにvia 産経新聞

[…] 東京電力福島第1原発で汚染水を増やさないための「凍土遮水壁」が運用開始から2カ月たっても、想定通りの効果を示さない。廃炉作業を監視する原子力規制委員会は、6月2日に開かれた会合でイライラを爆発させた。  凍らない部分の周辺にセメント系の材料を入れるという東電の提案に対しても、規制委側は「さっさとやるしかない」とあきれ果てた様子。約345億円の税金を投じた凍土壁の行方はどうなってしまうのか。 […] もっと読む

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原発審査「見直し必要」=高浜など、過小評価の恐れ-元規制委・島崎氏 via Jiji.com

原子力規制委員会で委員長代理を務めた島崎邦彦氏が時事通信のインタビューに応じ、原発再稼働の前提となる規制委の審査で、想定する地震の揺れ(基準地震動)が過小評価されている恐れがあるとして「見直しが必要だ」と述べた。4月に起きた熊本地震を調べ、現在審査で認められている手法の問題点を確信したという。  地震学者の島崎氏は2014年9月に退任するまで、規制委で地震や津波の審査を担当していた。元委員が見直しの必要性を明言したことで、原発の審査手法に焦点が当たりそうだ。   […] 対象となる活断層は西日本に多いという。関西電力高浜原発(福井県)や大飯原発(同)、九州電力玄海原発(佐賀県)などの基準地震動も「実態に即した別の予測式で見直すことが必要」と述べた。  高浜原発は3、4号機が規制委の審査に合格。1、2号機も近く原則40年の運転期間の延長が認められる見通し。  島崎氏は規制委員を退任後、入倉・三宅式による過小評価の恐れについて調査、研究を続けてきた。その上で「熊本地震で精度の高いデータが得られ、入倉・三宅式では再現できないことが明確になった」と説明。現在の原発審査について「今のやり方のままで良いと言った瞬間、うそになる。問題があるという認識を持たないといけない」と述べた。  入倉・三宅式の使用は「危険極まりない」と強調。熊本地震など大地震のデータも加味して予測式を作成すべきだとの考えを示した。(2016/06/11-15:17) もっと読む。

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原発ケーブル違反続々 規制の在り方問われるvia しんぶん赤旗

原発の新規制基準に反して安全設備関連のケーブルが分離されていなかった問題で、全国の原発で同様の問題がないかどうかの調査がどこまで行われるか注視されていました。しかし、原子力規制委員会が、国内で唯一運転中の九州電力川内原発1、2号機や、再稼働の準備が進む関西電力高浜原発3、4号機を調査の対象外とした姿勢は、政府の原発再稼働推進方針に追従するもので、規制機関の名に値しません。  原発の安全設備関連のケーブルを系統分離することは、2013年7月に施行された新規制基準で義務化されたものです。ケーブルが独立して敷設されていなければ、他のケーブルで火災が起きた場合、原子炉内の状況把握や注水作業などに使うケーブルに延焼し、機器の機能が失われる恐れがあるからです。  規制委も電力会社の申請書類に事実と異なる記載があることを想定しておらず、現場で確認していないため、審査で問題を把握できていませんでした。そのため、ケーブルの不適切な敷設工事は東電柏崎刈羽原発で発覚後、別の電力会社の原発でも次々見つかり、すでに6原発13基(表参照)に上ります。審査の限界を露呈したものです。 […] もっと読む。

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原発「安全審査」ではありませんvia 広島2人デモ

今規制委員会に各電力会社から申請が出され審査が行われております。 この報道について、「安全審査」と言う言葉をマスコミが使っております。 これは嘘です。 新規制基準ですから規制基準適合審査です。 安全審査ではありません。 […] ですから規制委員会も4月ごろだったと思いますが 名称を「安全基準」から「規制基準」に変更しています。 *** 三年経過してどこかおかしいと気づきはじめた高校性 […] 「この間も⼟⽊作業員の⼈が死んだでしょ?あれだって私、お かしいと思う。1 ⼈で作業していて、まわりから⼟砂とかコン クリートが落ちてきて⽣き埋めになったんでしょ?そういう作 業を1 ⼈でするのはおかしいと思う」 資料を見る。

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