Tag Archives: 平和

戦争・原発「仕方ない」を問う ユダヤ人男性が講演 via 朝日新聞

 埼玉県皆野町の工房でちゃぶ台を作る手は、かつてイスラエル空軍機の操縦桿(かん)を握っていた。日本で暮らし35年。ユダヤ人のダニー・ネフセタイさん(60)は、「共謀罪」法案の成立が迫り、原発の再稼働が続く日本と、「戦闘は仕方がない」という空気が漂う母国を重ね、平和や原発をテーマに講演を続けている。 子ども3人は巣立ち、妻の吉川かほるさん(58)と手作りのログハウスで暮らす。本職は幼児の遊具から机までをつくる家具職人だ。 1957年、イスラエルで生まれた。小学校の校庭には戦闘機が置かれ、戦没した卒業生の顕彰碑があった。男女とも徴兵される国。小学4年時に勃発した第3次中東戦争では、予備役だった父も参戦した。軍がヨルダン川西岸やガザ地区などを占領すると、戦争前の境界線は教科書から消え、元から母国の土地だったように教えられた。 高校卒業後、あこがれの空軍パイロット候補生として入隊。19歳で戦闘の訓練機に乗り込んだ。教官は言った。「君がこの機械を使いこなせれば、イスラエルの子どもたちが毎晩安心して眠れる」。パレスチナの子どもたちが眠れなくなるとは、想像もしなかった。 結局パイロットになれず、特殊レーダー部隊に転じて兵役を終えた。旅行で79年に初来日。翌年にかほるさんと出会って以降、ほぼ日本で過ごしてきた。 母国は武力攻撃を繰り返した。日本にいて「戦争による解決なんてあり得ない」と思う一方、「イスラエルがやるからには理由がある」と信じたかった。 続きは 戦争・原発「仕方ない」を問う ユダヤ人男性が講演

Posted in *日本語 | Tagged , , | Leave a comment

「今を戦前にさせない」 原爆の日、中国放送がラテ欄に忍ばせた決意 via WithNews

 広島での原爆投下から71年となる6日。同県内で配られた朝刊のテレビ番組表(ラテ欄)には、地元の中国放送(RCC)がナイター中継する、プロ野球・広島カープの対巨人戦の放送内容が載っています。広島にとって特別なこの日、「縦読み」に仕込まれた隠しメッセージは「今を戦前にさせない」。首位独走のお祭り気分と一線を画したこの言葉には、被爆地の声を伝え続ける地元メディアの矜持が込められていました。 8月6日は趣向が変わる「縦読み」  地元チームのスポーツ中継を担うテレビ局がファンを時折ほっこりさせる、ダジャレや自虐ジョークをちりばめたラテ欄の縦読みメッセージ。 ですが、8月6日にRCCがカープ戦を中継する際には、ガラッと趣向が変わります。 「原爆の日」にちなみ、「カープ応援できる平和に感謝」(2014年)、「86を次世代に伝える」(15年)といったように、戦争と平和への思いが込められます。 例年にも増して強い決意  そして、カープがセ・リーグ首位を独走する今年。25年ぶりの優勝に期待が高まるさなかの縦読みは意外にも、例年にも増して強い決意をうかがわせる言葉でした。 よく読むと、そもそも放送内容の文章自体が、平和を希求する熱い思いに満ちています。   今思い出す野球に希望 を託しカープの一球が 戦後復興を支えた日々 前途洋洋カープ快進撃 に沸く広島で平和の尊 さ伝えたい!語り尽く せぬ思いを胸に核兵器 なき未来まで響かせた い平和の大歓声! 「私たちの信念が試されている」  この文章を作ったのは、同社スポーツ部のテレビ中継プロデューサー、松本清孝さん(40)。 シンプルながら力強いこの言葉に松本さんが込めた思いとは? ウィズニュースの取材に、次のようなコメントを寄せています。  今年5月、アメリカのオバマ大統領が広島を訪問し、スピーチする姿を見ながら思いついた言葉を縦読みにしました。 被爆から71年がたち、広島では、被爆体験を継承する難しさが課題となっています。 被爆者の平均年齢は80歳を超え、被爆体験を直接聞く機会が確実に減少する中、どうすれば、原爆や戦争の恐ろしさを伝えていけるのか。 広島の原爆死没者慰霊碑には、”安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから”と刻んであります。 私も原爆で祖父など親族を多く亡くしていますが、原爆だけでなく、戦争の犠牲になったすべての方に安らかに眠ってもらうには、その子であり、孫である私たちの信念が試されていると感じています。 平和はあるものでなく、つくるもの。 これから先、再び戦争を起こさないためには、私たち一人ひとりが、どれだけ強く意識し、今ある平和を守っていけるかが、大切だと考えています。 そして、広島が焼け野原からの復興を歩む傍らに、カープの存在は欠かせないものでした。 カープから、復興への力を得た広島、その広島が育んだカープ。 カープは、広島にとって、ただの野球チームではなく、家族です。 カープに送る平和の大歓声を、広島の空に、永遠に響かせたい。     続きは 「今を戦前にさせない」 原爆の日、中国放送がラテ欄に忍ばせた決意

Posted in *日本語 | Tagged , , , | Leave a comment

市立大平和研 専門2講師契約打ち切り 被爆者研究 広島の役割は… via 中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター

「存在意義揺らぐ」の声も 広島市立大広島平和研究所(安佐南区)が昨年来、安全保障の研究者らを防衛省など国から教授陣に招く一方、被爆者に関わりの深い研究に取り組んできた講師2人に相次いで契約の打ち切りを通告した。被爆地の研究機関としての役割をどう果たしていくのか、懸念する声が上がっている。(道面雅量、金崎由美) 2人は3年の任期付き講師で、再任しないと告げられた。昨年9月末で退職した講師(46)は、原爆被害に関する連合国軍総司令部(GHQ)による情報統制や世界の核被害者などについて研究。2008年には業績が評価され、日本平和学会の平和研究奨励賞を受賞している。原爆資料館(中区)の資料調査研究会の会員などを歴任、昨年夏に広島市内で開かれた同学会の研究大会では、受け入れ役を担った。 人事委が判断 3月末で任期が切れる講師(35)は、被爆者への聞き取りを基に広島・長崎の復興史などを研究。昨夏、平和研など主催の被爆70年の国際シンポジウムでは平和研を代表してパネリストを務めた。 2人を再任しない理由について、平和研は「大学の人事委員会が研究業績などを考えて判断した」としている。 「核兵器廃絶を目指して、広島の被爆体験を世界の人々に伝え、理解と共感を得るために新たな知的枠組みを構築していく」。こうした役割を掲げて設立した平和研だけに、被爆者関連の研究者がいなくなる今春以降を不安視する声も聞かれる。設立時の市長だった平岡敬さん(88)は「被爆地だからこそできる研究に力を入れないと、存在意義が揺らぐ」と危惧する。 続きは 市立大平和研 専門2講師契約打ち切り 被爆者研究 広島の役割は…

Posted in *日本語 | Tagged , , | Leave a comment

被爆者のトラウマ世界に伝えて 東繁春さん via msn産経ニュース

米国ロサンゼルスで「カルチュラル・ニュース」というタブロイド判の月刊紙を主宰し、日本文化情報を発信している広島県出身者がいる。ジャーナリス ト東繁春さん(60)。16年間、現地の人に日本人の心を伝える活動を続けてきた。米国生活が30年を越す東さんの目に、戦後69年の日本はどう映るの か。(聞き手 松前陽子) -広島出身在米者としての平和観は 私は昭和29年に呉市で生まれ、大学の途中まで呉市で過ごし ました。日本で教えられてきたことは、戦争は絶対悪であり、戦争をしてはいけない、ということでした。しかし、昭和56年、27歳でロサンゼルスに渡った 時、米国人の戦争・平和観は日本で教わったこととは全く違っていました。米国人は「よい戦争と悪い戦争」という考え方を持ち、日本と戦った第2次世界大戦 はよい戦争というのが常識でした。 -戦後69年の日本の「平和」をどう考えますか 「日本が平和であった」という考え自体が大きな誤りで、69年間日本人は一貫して、間違った考えをしていると思います。確かに昭和20年以降の日本は戦争をしていませんし、自衛隊も戦闘に参加していません。しかし、戦後日本の繁栄は朝鮮戦争特需や冷戦によるもので、この経 済成長は人材や資本を国防に集中させたい米国が、日本には車や電気製品といった民生品の生産を分担させ、輸出させた結果です。他国の戦闘で繁栄したのに、 自国が戦場でなければ平和という考え方で平和を訴えても、世界に対する説得力はありません。 (略) 私は広島市内で暮らしたことがありますし、今も広島に友人・知人がいます。その経験から言えば、広島では、被爆体験から世界政治を考え、進行中の戦争情報を集めて行動する人は多くはありません。 ただ、家族や親類に被爆者がいる人は大半で、その被爆体験は詳しく語ってくれます。彼らの大半は被爆という巨大なトラウマを抱えていますが、ほとんど語っ ていません。その個人的な体験こそ、世界が一番聞きたい話であり、日本が米国の核抑止力の下にあっても、世界で一番届くメッセージでもあります。 米国では年間8千人の退役軍人が自殺し、戦闘での死者数を上回っています。切実に平和を願っている人の中には退役軍人自殺者の家族もいます。世界にはベトナムのナパーム弾やカンボジアの地雷、クラスター爆弾などの被害者もいます。彼らと被爆者遺族には共通点が多い。 ですから、8月6日の平和記念式典を、世界中で続く戦争の被害者と日本の被爆者、そして被爆体験継承者が交流する場にすればよいのではないでしょうか。 カルチュラル・ニュースのURLは、www.culturalnews.com。 全文は被爆者のトラウマ世界に伝えて 東繁春さん

Posted in *日本語 | Tagged , , , , | Leave a comment

広島原爆:韓国人犠牲者の慰霊祭 220人が冥福祈る via 毎日新聞

 広島市の平和記念公園にある韓国人原爆犠牲者慰霊碑前で5日、慰霊祭が営まれ、在日韓国人や被爆者ら約220人が犠牲者の冥福を祈った。広島への 原爆投下では朝鮮半島出身者3万人前後が被爆したと推定されている。慰霊祭では、チマ・チョゴリ姿の女性たちが鎮魂の願いを込め舞を披露。新たに11人が 書き加えられた計2682人分の死没者名簿が慰霊碑に奉納された。 在日本大韓民国民団(民団)広島県地方本部の主催。2011年に広島に赴任した被爆2世の辛亨根(シ ン・ヒョングン)・駐広島韓国総領事も参列し、「原爆によって国籍、身分、思想などを問わず犠牲になり、その苦痛は想像を絶するものだった。核兵器の非人 道性を再認識し、核兵器なき世界平和の信念を確かめることが重要だ」と犠牲者を追悼し、核廃絶の重要性を訴えた。 続きは  広島原爆:韓国人犠牲者の慰霊祭 220人が冥福祈る

Posted in *日本語 | Tagged , , , , , , , , , , , , , , , | 2 Comments

【オピニオン】北朝鮮の現実―米国は北朝鮮を核武装国と認めるべき via WSJ.com

オバマ大統領の2期目の国家安全保障チームはまだ完全には揃っていないが、すでに最初の危機に直面している。多くの報道によると、北朝鮮が近いうち に3度目の核実験を行うという。昨年12月の弾道ミサイル発射に続くこうした報道は、北朝鮮政府がじきに実践的な核兵器能力を取得するかもしれないという ことを示唆している。 米国政府はもはや好ましい選択肢が残っていないということを認めるべきだ。長年に 及ぶ脅し、はったり、駆け引き、あめと鞭を用いたやり取りでわかったのは、北朝鮮は外交交渉において米国よりも抜け目がないということだけである。援助物 資の量がどれほどであれ、北朝鮮政府がそれと引き換えに核兵器プログラムの中止を真剣に検討するとは思えない。米国の対北朝鮮政策は失敗に終わり、同国が 今や事実上の核武装国になってしまったことは明らかである。 オバマ大統領の国家安全保障チームには、北朝鮮が核武装国となったということを宣言して次の世代の方向性を定めるだけの勇気があるのだろうか。国 務長官に就任したばかりのジョン・ケリーと近いうちに国防長官の任に就くチャック・ヘーゲルの両氏は、北朝鮮に対する米国の安全保障政策が他の核武装国に 対するのと同じぐらいの考慮を与えながら導かれていくということを表明すべきである。 これは、北朝鮮が米国やその同盟国に対して大量破壊兵器を使用するという戦争行為に出た場合、米国は金正恩政権を消滅させるために圧倒的な反撃を 加えるということをはっきりと宣言することを意味する。米国政府は北朝鮮政府とのこれ以上の非核化交渉を中止すべきだが、金政権による人権侵害がなくなれ ば定期的に外交的な話し合いに応じる用意があるということも公にすべきだろう。 […] こうした政策は韓国と日本で大きな懸念を呼ぶだろうが、そのためにもケリー国務長官とヘーゲル氏は、米国は北朝鮮の封じ込めに動こうとしていると いうこと、その侵略行為に対しては素早く対応するということをはっきりさせなければならない。米軍が縮小している時代にこれを信じるのは難しいかもしれな い。しかし、こうすることで、米国が次の交渉ではついに断固たる態度を取ると主張しながら日本政府や韓国政府を失望させ続ける事態よりも、うまくいくかも しれない。 […] ケリー国務長官とヘーゲル氏は交渉の行き詰まりと決別し、北朝鮮を実際の通りの脅威として捉えることで、その任期のスタートを切ることができる。 その結果、米国の同盟国が抱いている疑念を払拭できるばかりか、北朝鮮の態度を変化させる可能性すらある。北朝鮮はまだ、米国の同盟国のいかなる合同作戦 に対しても核攻撃ができないので、この新しい時代においては、勇敢さの大切な部分は思慮深さだと判断するかもしれない。そうなれば、北東アジア安定回復に 向けた大きな一歩となるはずだ。 全文は 【オピニオン】北朝鮮の現実―米国は北朝鮮を核武装国と認めるべき

Posted in *日本語 | Tagged , , , , , , | 1 Comment

鶴ヶ島市平和宣言

一  わたしたちは、一人ひとりの命と人権を尊重し、いじめや  差別を絶対に許しません。 一  わたしたちは、地域の絆を深め、人を思いやり、助け合い  ながら地域活動に積極的に参加します。 一  わたしたちは、地域の人たちと協力して、犯罪や事故のない、  子どもからお年寄りまで安心して暮らせるまちにします。 一  わたしたちは、自然を大切にし、緑を増やし、人と自然が  共生できるまちにします。 一  わたしたちは、目に見えない「放射能」という怖さをもっ  ている「原子力」のあり方についてみんなで考えていきま  す。 一  わたしたちは、戦争と核兵器のない、誰もが幸せに暮らせ  る平和な社会をつくります。 続きは鶴ヶ島市平和宣言

Posted in *日本語 | Tagged , , | 2 Comments