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原発活用「不気味な足音」  覆面官僚作家の若杉冽氏 via 47 News

現役キャリア官僚の覆面作家 若杉冽 (わかすぎ・れつ) さんが、原発再稼働に突進する政官財のトライアングルを描いた告発小説「原発ホワイトアウト」(講談社)が昨年9月の発売以降、好調な売れ行きを続けてい る。小説は、エネルギー基本計画案で原発の活用方針を鮮明にした安倍政権の姿に重なる。政府の中で何が起きているのか。若杉さんに聞いた。 ―小説を書いたきっかけは。 「第2次安倍政権誕生後、政官財は東京電力福島第1原発事故を忘れ、まるで行進のように原発推進へ進み始めた。国民はそんなことを許したわけではないのに。整然と響く不気味な足音を内部から告発したかった」 ―描写がリアルだ。 「内容は直接見聞きしたことと、間接的に聞いたことが半々。職務上、電力業界の 姑息 (こそく) さや『日本の原発は世界一安全』というウソに間近で接してきた。そこへの怒りが執筆の根にある」 (略) ―電力小売りの自由化で新規参入者が既存の送配電網を公平に利用できるよう 大手電力会社の発電と送配電部門が分離される。 電力も競争分野になるとの触れ込みだが。 「どこまで競争にさらすかは官僚のさじ加減だ。発送電分離も、資本関係を解消させる所有権の分離には踏み込まなかった。自由化のポーズを示しながら根幹部分は変えない。官僚らしい巧みなやり方だ」 ―官僚に絶望したか。 「霞が関にも若くて澄んだ目をした人や不満を持っている人はいっぱいいて、地下茎のように根を張っている。私は改革をあきらめていない」 ―特定秘密保護法が成立した。 「原発関連の情報は特定秘密に指定されるだろう。関係職員は同僚と政策の議論もできなくなる。政策の質は劣化するだろう。結果的に不利益を被るの は国民だ。国民にはもっと怒ってほしい。国民をないがしろにする動きがあれば、私はこれからも霞が関の内側から戦う。本について犯人捜しの動きもあるが、 書いたことは全く後悔していない」 × × 若杉 冽氏(わかすぎ・れつ)東大卒。国家公務員1種試験合格。現在、霞が関の省庁に勤務。本名や年齢、所属などは非公表。 全文は原発活用「不気味な足音」  覆面官僚作家の若杉冽氏

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