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「空間線量計を見ると針が大きく触れていた」via 日経ビジネスオンライン

関係者が語るチェルノブイリ原発事故直後 (略) IAEA(国際原子力機関)などで組織されたチェルノブイリ・フォーラムの報告書によると、これまでに事故処理にあたった約20万人の軍人や消防隊員のうち2200人が死亡したほか、被爆した住民ら合計4000人が死亡したと伝えられている。 しかし、チェルノブイリ事故の被害データに関しては諸説飛び交っている。死者数十万人にも上るという報告もある。 事故による放射性物質は地球の北半球全域に及び、日本にも降り注いだ。 (略) 軍人がいち早く事故を知った理由 1986年4月26日の事故をどうして知った? セルゲイ:事故から2日後の4月 28日朝、何気なく空間線量計を見てみたら針が大きく触れていた。最初は故障かと思った。アスファルトの上で最高70マイクロシーベルト/時、草地で最高 100マイクロシーベルト/時を超え、屋根の下などはさらに高い値だった。原発からこれだけ離れていても大量に放射線が飛んできていることを知った。 空間線量計を持っていた? セルゲイ:当時は米ソ冷戦状態で、いつ何時、核戦争が起るか分からない状態だった。私は軍隊に所属していたから、空間線量計を所有していた。私はこの街で最初にチェルノブイリ事故の放射能の影響を知った人間だ。 (略) 現地で収束作業をした? セルゲイ:私は予備隊員だったので行かなかったが、仲間は何人も現場に連れて行かれた。知り合いの司令官は病気になり、何人かは亡くなった。 今でも放射能の影響はある? セルゲイ:この地は原発から相当離れているがまだまだ危ない。これまでに猟師らが何人もガンになり死んだ。私は事故後、この地でとれたキノコや果実は一切、口にしていない。 全文は「空間線量計を見ると針が大きく触れていた」

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