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原子力規制委の「赤旗記者会見締め出し」と、「核」と「原子力ビジネス」の存続via JCJ (Japan Congress of Journalists)

原子力規制委と規制庁が、19日に発足した。発足時には「透明性の確保」を運営方針として掲げ、委員会で決めた「報道の体制について」には、「報道機関を既存官庁よりも広く捉え、報道を事業として行う団体や個人を対象にする」と明記していた。だが規制委員会は、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の記者を排除する暴挙に出た。朝日新聞、産経新聞が報じているほか、東京新聞が28日付で「原子力規制委 揺らぐ公開性」の記事を出して、批判している。 (JCJふらっしゅ「Y記者のニュースの検証」=小鷲順造) しんぶん赤旗は、これまでの原子力安全・保安院の会見や、その他の省庁の会見にも出席してきている。九州電力の「やらせメール」スクープ、そして東京新聞と双璧となって原発事故関連報道・脱原発報道をリードしてきた日刊紙である。政党の機関紙として発行されているが、新聞としての実績は十分で、読者は共産党員や支持者にとどまらない。日本ジャーナリスト会議(JCJ)にも加盟している。ツイッターやフェイスブックでの記事の紹介・拡散も活発に行われている。  赤旗排除の状態で行われた規制委員会(事務方規制庁)の会見では、その「排除」の理由や正当性ついて、フリーランスや雑誌から質問がなされ、当初の「特定の主義主張」は取り下げ、「実際に主義主張で判断することは一切ない」(東京新聞)と訂正した。だがその一方で、こんどは「政党機関紙は一般の報道機関ではない」(同)と会見締め出しの根拠をスライドさせるに至った。 […] 赤旗が「統合本部や原子力安全・保安院、原子力安全委員会の会見にも出席してきたというと、今度は会見のスペースが足りない」という始末で、赤旗の会見締め出しの理由は、ほとんど「日替わり」状態になっているという。規制庁は28日の定例記者会見でも、しんぶん赤旗の会見からの排除について、「現段階では見直す予定はない」などと質問に回答しているようだ。 […] ムラの方々は、自分たちの意に沿わないジャーナリストたちを排除しようとやっきになったり、それを通じて世論を操作しようともくろんだり、ときにはそうした力の行使をすることで胸をなでおろしたりもするだろう。その程度の力をまだ有していることを再確認できた喜び、そして、姿は雲に隠れて通常見えないが勢力の頂点に確実に君臨するお歴々やそのイメージを仰いで、「やってやりました、どうぞ私めにご褒美を」などと忠誠を誓う自らの姿に陶酔したりなどしているのではないかと、私などは想像する。  原子力規制委と規制庁が、会見からしんぶん赤旗を排除しようとするやり方は、その根拠を二転三転させてもなお、それを貫こうとしている点で、滑稽でさえある。いったいいつの時代のどこの国の役所の話なのであろうか。まるで、どこか大国の植民地の傀儡政権が、その傀儡の座を死守しようとして、自国のメディアやジャーナリストをコントロール下において、自らの都合がいいように支配しようとする行為のようにも思えてならない。かつて冷戦時代に、自国の意に沿わなかったり、都合の悪い情報を本国に配信する新聞社や通信社の支局や記者に対して国外退去を命じることで、海外メディアで配信される情報をコントロールしようとした国々が存在したことを、まだまだ忘れ去るわけにはいかないことを、今回の事例は教えているのかもしれない。  そうした国々の硬直したメディア統制は、結局、自らを自国の民衆からも海外諸国からも孤立させていく。 続きは原子力規制委の「赤旗記者会見締め出し」と、「核」と「原子力ビジネス」の存続

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「透明性 以前より後退」 規制庁次長に フリー記者が指摘 via しんぶん赤旗

 原子力規制委員会の事務局である原子力規制庁の森本英香次長は28日の定例会見で、本紙が同委員会の記者会見出席を不当に排除されていることについて、第1回の原子力規制委員会で決めたルールを踏まえたもので、「『赤旗』は政党の機関紙であり、それに比べれば、フリーの方を優先させて入っていただきたいということ」と述べました。  フリーの記者から「『赤旗』が不可解な理由で、後付けのようにとらえられる理由で排除され、どうも以前の保安院や原子力安全委員会のころの透明性が後退していると思えるが」との質問に答えたもの。  森本次長は、「赤旗」の排除理由について、「主義主張で区分することは一切ございません」と弁明。「ここの記者会見で、どういう方を優先していくかについて、まず一般の報道、フリーの方を含めて入っていただきたいということで、ルールというかガイドラインを作らせてもらった」とフリーの記者を優先させたと強調しました。 続きは「透明性 以前より後退」規制庁次長に フリー記者が指摘

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原子力報道規制委員会と改名しなさい。via村野瀬玲奈の秘書課広報室

創設にあたって国会承認をとばして野田首相の単独の判断でスタートさせるという、政治手続き上の正当性に疑問符がつけられている「原子力規制委員会」がさっそく、『報道を規制する仕事』を始めました。 原子力規制委員会の記者会見から、しんぶん赤旗を締め出そうというのです。まずツイッターから記録。 […] どこの報道機関でも入れるはずの記者会見への出席を拒否されたのです。 考えてもみましょう。(原発大国である)フランスの原子力発電関係の公的機関が記者会見を行なう時に、共産党の機関紙「リュマニテ」を締め出すとか、環境保護政党のメンバーの出席を拒否するとかしたら、大スキャンダルになるでしょう。(ちなみに、フランスではリュマニテ紙は共産党員が配達しているわけではなく、他のすべての新聞雑誌と一緒に雑誌新聞スタンドで売っています。) 日本ではそういう「共産党差別」が平然と行われるのです。それを原子力ムラ、別名、核発電推進原理主義組織が平然と行うというところに、日本の政治と原子力政策の反民主性と暴力性がまたあらわれたということですね。 はっきりと脱原発を主張している日本国内の政党としては、環境保護政党「緑の党」以外の数少ない政党の一つである共産党の新聞が記者会見に出席することすら原子力規制委員会が拒否するとしたら、この原子力規制委員会は、脱原発が多数派を占めるようになった日本の世論に対してケンカを売っているに等しいということになるのです。 どうしても原発に批判的な報道をさせたくないのなら、原子力規制委員会はいますぐ、原子力報道規制委員会と改名しなさい。 続きは原子力報道規制委員会と改名しなさい

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