小学生にも分かる原発再稼働問題 via Huffington Post

(抜粋)

先生:そうだよ。高さ10メートルの防護壁を作っても、福島第一のようにそれを超える津波が来る可能性はゼロじゃない。地震の揺れも620ガルまで耐えるように作ってあるけれども、日本では2000ガルを超える揺れが観測されたことがあるんだ。
太郎:でも、日本の規制基準は世界一厳しいんでしょう?
先生:それは、田中委員長の発言通り、安倍総理の「政治的な発言」でしかないんだ。
太郎:総理大臣が嘘をついているってこと?
先生:「嘘」というほどひどいものじゃないよ。太郎君は「方便」っていう言葉を知ってるかな?
太郎:「嘘も方便」の方便ですか?
先生:そうだ。その方便だよ。
太郎:やっぱり「嘘」じゃないですか。

(略)

太郎:でも、古い原発は危険なんですよね。
先生:そうだよ。でも、政府としても電力会社に破産されてしまっては困るから、規制基準をあまり厳しくは出来ないという事情があるんだ。
太郎:どうして電力会社に破産されたら困るんですか?
先生:電力会社は、これまで安全な投資先と見なされていたので、日本の銀行や保険会社が株も買っているし、融資もして来たんだ。電力会社が破産してしまうと、銀行や保険会社が莫大な被害を受けて、日本経済が大混乱してしまうんだ。
太郎:つまり、日本経済が大混乱しないように、規制基準を甘くして、必ずしも十分に安全とは言えない原発を再稼働する必用があるってことですか。
先生:良く分かったね。その通りだよ。その答えだけで、今学期の社会の成績は5を上げても良いぐらいだ。
太郎:じゃあ、なぜ安倍総理は、正直にそう言わずに「安全が確認された原発から再稼働させる」なんて言うんですか?これも方便ですか。
先生:そうだよ。もし安倍総理が「電力会社を破綻させて日本経済を混乱させるよりは、本当は世界一安全とは言えないけれども、福島第一での事故前よりはそ こそこ安全性を高めた原発を、事故が起こらないように祈りながら騙し騙し使って行くのが日本経済にとって一番良い」なんて正直なことを言ったら、みんなが 再稼働に猛反対するからね。
太郎:でも、それじゃあ日本国民を騙していることになるじゃあないですか。
先生:「嘘も方便」とはこんな時のためにある言葉なんだよ。君も大人になれば分かるよ。
太郎:先生、僕はそんな大人にはなりたくありません!

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