差別と偏見…変わらぬ構造 原発事故の福島と公害の水俣 共通する政治家の「金目」発言!via msn.産経ニュース

東京電力福島第1原発事故以降、熊本県水俣市と福島県の交流が広がっている。経済利益を優先する中で起きた水俣病と原発事故は、差別や偏見、地域の 分断などを生み、共通点も多い。水俣病からの教訓を学ぼうと、個人での訪問だけでなく視察ツアーなども行われており、今年3月、南相馬市や飯舘村、福島市 の人が参加した視察に同行した。

水俣病はチッソ水俣工場が排出したメチル水銀を原因とする公害病で、公式確認から58年がたつが、現在も症状に苦しむ人や認定をめぐっての裁判が続いている。

原発事故の類似点は直後から指摘されてきた。日本を代表する化学企業が引き起こした公害と国のエネルギー政策により進められてきた原発の事故。国の対策の 遅れで被害の拡大、混乱が生じた点や被害者への差別や風評被害、補償や認定などを巡る被害者同士の対立や分断などが起きている。

ツアーを企画したのは熊本大学の石原明子准教授だ。石原さんは事故後、福島に通い、水俣と福島をつなげる活動をしている。

「水俣の人々は水俣で起きた住民同士の分断や争いが二度と起きてほしくないと祈って行動してきた。福島で人間関係の分断や葛藤が生まれていると知り、水俣と福島を知っている人間としていてもたってもいられなくなり、動かなければと思った」。

(略)

ツアーでは、胎児性水俣病患者の集いの場「ほっとはうす」や元水俣市役所職員で地元学提唱者の吉本哲郎さん、有機農業を営む「エコネットみなま た」、水俣の若手の集い「あばこんね」などを訪問した。さまざまな形で水俣病と闘っている人々と会うことができた。みな福島で現在起きていることに非常に 関心を持っており、福島へ足を運んでいる人も多かった。

石原さんは福島の人々が、水俣の経験を復興に生かしてほしいと思うと同時に、熊本も福島から学ぶ点もあると話す。

「福島と熊本は距離的には離れていますが、距離的に離れている熊本で福島のことを正しく理解することはとても重要なことだと考えています」

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