Daily Archives: 2014/05/14

クローズアップ2014:美味しんぼ、広がる波紋 鼻血描写、閣僚ら異例の批判 via 毎日新聞

[…] 美味しんぼはこれまでも食に関する社会的問題を提起してきた漫画だ。しかし、これほどの反応は異例といえる。 リスクコミュニケーションを研究する「リテラジャパン」代表で福島県飯舘村のアドバイザーも務める西澤 真理子さんは「信頼できる情報がないと、極端な論にも飛びついてしまう」と話し、放射線量と健康影響に関して公表されている情報への市民の不信感を、この 異例の事態から読み取る。福島市内では12日発売号が即日売り切れとなる書店やコンビニが続出。「震災から3年たっても福島県民が『誰が正しいことを言っ ているのか分からない』と悩むのは、信頼に足る情報提供をしてこなかった行政の責任も大きい」とし、「国や県は分かりやすい説明を尽くすべきだ」と訴え る。 一方、日本では1960年代後半から「漫画を卒業できない大人」が増え、老若男女が漫画に親しむ。吉村 和真・京都精華大マンガ学部長(漫画研究)は一つの漫画がこれだけ世間をにぎわす背景として、「一般的に漫画は分かりやすいと思われるが、デフォルメや フィクションを基調とするため、科学的根拠や真偽性だけにこだわると『漫画ならでは』のメッセージを見逃す。架空の主人公に鼻血を出させた意図を読者は もっと慎重に考えるべきだ」と話す。 […] 福島県民の反応は複雑だ。避難区域に指定された川俣町山木屋地区から、町内の仮設住宅に避難している紺 野正寿(しょうじ)さん(77)が「特に理解に苦しむ」と感じるのは、12日発売号で登場人物が「福島はもう住めない」と述べる場面だ。同地区は昨年8 月、避難指示解除準備区域と居住制限区域に再編され、約1200人が町内外で避難生活を送る。帰還後の営農再開に向け、除染作業と並行して排水工事も進ん でいる。紺野さんは「漫画を見た子どもが福島に住めないと思ったり、帰還か移住かで迷っている若い人が帰ってこなくなったりする」と懸念する。 一方、県外に避難している人は4万7995人(2月13日現在)に達している。原発事故直後に、福島県 いわき市から岡山県倉敷市に自主避難した高橋香さん(40)はその一人だ。「これまで鼻血やじんましんなどの体調不良を訴えても、誰も正面から取り上げて くれなかった」と訴える。美味しんぼの表現は「決してデマとは思えない」と言う。 福島県南相馬市から夫婦で山形市に自主避難している男性(61)も、美味しんぼの主人公らが福島第1原発を訪問した際に鼻血を出した場面が描かれているのを知り「正直なところ共感した」。描写を批判する声との間に、大きな溝を感じずにはいられないという。 環境省と福島県が運営する除染情報プラザの登録専門家で、同県内で住民向け相談会を行う佐瀬卓也・元徳 島大講師は「漫画という分かりやすい表現が共感を呼び、心の底にある不安を思い出させてしまったようだ」と分析する。さらに「冷静な議論を通じて不安を軽 減していく活動が求められる」と話す。【小林洋子、坂根真理、前田洋平、永山悦子】 全文は クローズアップ2014:美味しんぼ、広がる波紋 鼻血描写、閣僚ら異例の批判 当サイト既出関連記事一覧は こちら

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松本市長・医師 菅谷 昭さん 原発事故と健康リスク チェルノブイリの現実からvia 生活と自治

放射線による健康被害の全容が十分に解明されていない現時点では、私たちはチェルノブイリの現実から学ぶしかありません。不安な時だからこそ、まず、人ごとではなく自分のこととして考え、正しい情報もとに冷静に判断してもらいたいと思っています。 健康被害を抑えるためには原則として汚染地に住まないことが一番重要ではありますが、住み続けることを余儀なくされています。その方々が今できることは何かを考えたとき、参考になるのは同じ程度に汚染された地域に住む人々がしていることではないでしょうか。 ベラルーシでは原発事故から27年がたった今も、放射能対策が行われています。1平方メートル当たり37キロベクレル以上放射性物質に汚染されたところを「汚染地」として、個々に暮らす子どもたちには年2回、大人は年1回検診を行っています。さらに子どもたちは毎年1ヵ月、非汚染地域に保養に行き、費用は全て国が負担します。又ベラルーシの市場には放射線測定器がおいてあり、基準値以下との証明書があるものだけが販売されます。 日本ではこのような国ぐるみでのしくみはまだできていません。まずは動き出せる人たちから、市民運動を起こしていく以外にないと感じます。 全文を読む。

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社説:美味しんぼ 「鼻血」に疑問はあるが via 毎日新聞

「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に連載中の漫画「美味(おい)しんぼ」が物議を醸している。その中身には疑問があり、福島の人たちから怒りの声が上がっていることは理解できる。風評被害も心配だ。 […] しかし、これに便乗して、原子力発電や放射線被害についての言論まで封じようとする動きが起きかねないことを危惧する。今後、どのように福島の人々の健康不安を払拭(ふっしょく)し、被災地の復興を進めていけばいいか、議論を冷静に深めたい。 […] これに対して、福島県や環境省、岩手県、大阪府・市などは強く抗議した。風評被害を広げることや除染の効果は上がっていること、がれきの放射線量は基準値を大幅に下回るものであることを主張している。 国連科学委員会の調査は、福島でがんや遺伝性疾患の増加は予想されないとしている。福島第1原発を取材で見学しただけで、放射線のために鼻血が出ることは考えがたい。しかし、長期間にわたる低線量被ばくが健康にどんな影響を及ぼすかについては十分には解明されていない。専門家の中には、心理的ストレスが免疫機能に影響を与えて、鼻血や倦怠(けんたい)感につながる可能性があると指摘する人もいる。 全文を読む。 ◇週刊朝日via .dotの「美味しんぼ」鼻血描写 現地では「出ても言い出せない雰囲気」?にはこうも書いてある。 実際に風評被害なのか。日本大学歯学部の野口邦和准教授(放射線防護学)は、放射線との関係を否定する。 「低線量の放射線と鼻血などの症状との因果関係は、証明されていません。鼻血なんていうのは、しょっちゅう起こるわけです。関係ありません」 ただ、実際に原発事故の後、鼻血を出す人はいたようだ。2011年の6~8 月にかけて、福島県内4カ所で問診会を開いたNPO法人「チェルノブイリへのかけはし」の野呂美加代表は、こう話す。 「問診会に来られた人や家族の3~4割は鼻血の症状がありました。他の症状は、口内炎や下痢などです」 同NPOでは、チェルノブイリ原発事故で被災した子どもたちを日本で転地療養させる活動をしてきた。 「20年間で648人の子どもを招いていますが、彼らの症状も同じで、鼻血もよく出しました」 科学的根拠はなくても、原因がはっきりしない症状があれば不安はつのる。福島県内に住むAさんは言う。 「11年夏ごろ、小学生の息子が一日に何回も鼻血を出すようになりました。寝ている間に出たり、遊びに出たら顔中真っ赤にして帰ってきたり。でも、それを大っぴらには話せない雰囲気なんです。相談できる相手も限られてしまって……」

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<美味しんぼ騒動>山本太郎議員が“沈黙”するワケ via 東スポWeb

人気漫画「美味しんぼ」で福島第1原発を訪れた登場人物が鼻血を出した描写をめぐる騒動で、脱被ばくを訴えている山本太郎参院議員(39)が“沈黙”している。原発問題の追及といえばこの人だが、表立っては反応を示さないその理由は。一方、現地取材を続けるフリージャーナリストは「鼻血も倦怠感もあった」と本紙に明かした。騒動については「政府の復興アピールに利用されているんじゃないか」という声も上がっている。 […] 13日には参院内閣委員会で菅義偉官房長官(65)を迎え、質問の席に立つ絶好の場を得たが、子宮頸がんワクチン問題に終始し、美味しんぼ騒動には触れなかった。 山本氏は「鼻血の質問をすると思ったのでしょうが、今は首を突っ込まない。僕が飛びつけば、批判派は美味しんぼもセットでデマとの印象操作をしてくる。火に油を注ぎかねない」と話す。 過激といわれる山本氏はコアな支持がある一方で、不安をあおっているだけとの批判も絶えない。 「これまでとは違った立場の人からのアプローチで被ばく問題の議論が進み、広がりが大きくなった方がいい。事故後、国会では鼻血が出て、心配だと質問していた自民党の議員が何人もいたのに権力側になって、いろんなことを隠したり、不条理を押し付ける姿が見られるでしょう」 自身による負の影響をわきまえたうえで、忍の一字で事態を静観するというわけだ。とはいえ山本氏は「一番恐れているのは、風評被害をタテにすべてが弾圧されること。文科省は100種類以上の放射性物質が飛び出しているというのに、少数しか調べずに安全だという。問題は政府が詳細な調査をしないことによる実害だけなんです」と力説。 全文は <美味しんぼ騒動>山本太郎議員が“沈黙”するワケ 当サイト既出関連記事一覧は こちら

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小泉進次郎氏「美味しんぼ」描写に反論 「あれだけ行ってるのに鼻血流したことない」「行くたびに元気に」 via J-CAST News

漫画「美味しんぼ」で東京電力福島第一原発を訪れた主人公らが鼻血を出すなどの描写が波紋を広げる中、小泉進次郎復興大臣政務官(33)が内容に反論した。 小泉氏は何度も被災地を訪問しているが健康被害は出ておらず、「到底信じられません」と主張した。 「私、到底信じられません」 小泉氏は2014年5月13日、東京青年会議所の例会に出席して講演を行った。その中で「震災から3年を超えた今の段階で、風化が心配だなと思っていたところ、いちばん話題になっているのが『美味しんぼ』だ」と、作品に言及した。 2011年3月当時、自民党青年局長だった小泉氏は、毎月11日に被災地に足を運び続ける活動を開始。復興大臣政務官となった今も度々訪問し、復興のために力を注いでいる。その上で、 「私、不思議なことがあるんですよね。あの『美味しんぼ』の中には福島に行った人が鼻血は出るし、疲労感が襲ってくると書いてある。私あれだけ行ってるのにね、鼻血流したこともないし、毎回行くたびに元気になって帰ってくるんですよ」 と、これまでに健康被害を受けたことがないことを強調した。 先日も福島を訪れた小泉氏は、少しの時間立ち寄った郡山駅近くのイタリアンチェーン「サイゼリヤ」でたくさんの中高生らと交流し、「元気をも らった」という。小泉氏の後に登壇する福島の人々も「元気」で、自身が見聞きした経験から考えても問題となっている描写には納得がいかないようだ。「私、 到底信じられません」と主張した。その上で、「むしろ『美味しんぼ』の件をきっかけに、ますます頑張ろうという気が沸いてきました」として、今後も福島の 復興のために力を尽くしていくと宣言した。 続きは 小泉進次郎氏「美味しんぼ」描写に反論 「あれだけ行ってるのに鼻血流したことない」「行くたびに元気に」 当サイト既出関連記事一覧は こちら

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「トイレにも行けない」「奴隷扱い」 福島第一また違法労働 via 東京新聞

東京電力福島第一原発で、作業員らに労働基準法で許される十時間を超える事故収束作業をさせたとして、安藤ハザマ(東京都港区)の下請け企業が、福島県の富岡労働基準監督署から同法違反で是正勧告を受けていたことがわかった。安藤ハザマも適正に管理するよう指導を受けた。福島第一では昨秋、東芝やその下請け計十八社が同様の違反で是正勧告を受けたばかり。東電が元請け各社に適切な労働管理をするよう要請した後も、十時間を超える作業がなされていた。  福島第一では、汚染水問題に足を取られ、苦しい対応が続いている。日々、大量に発生する処理水のタンク増設に迫られており、今回の違法労働の引き金となったとみられる。 今後も、タンク増設などの作業日程はますます過密になる。 続きは 「トイレにも行けない」「奴隷扱い」 福島第一また違法労働

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Fire forces evacuation of San Onofre nuclear plant via LA Times

An out-of-control brush fire at Camp Pendleton was creeping closer to the San Onofre nuclear power plant, prompting evacuations. Southern California Edison said in a tweet that “about a dozen non-essential employees evacuated” from the plant because of the fire. … Continue reading

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Kennedy vows U.S. help to Japan for Fukushima nuclear clean-up via Reuters

OKUMA, Japan (Reuters) – U.S. Ambassador to Japan Caroline Kennedy pledged U.S. support for the clean-up at Japan’s tsunami-wrecked Fukushima Daiichi nuclear power plant on Wednesday after her first visit to the site. Kennedy, dressed in a white radiation protective … Continue reading

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MoD loses battle to block nuclear waste contamination report via The Guardian

Report warning contamination of military sites could pose public health risk to be published next week after six-month delay The Ministry of Defence (MoD) has been forced to abandon attempts to block a report by government advisers warning that radioactive … Continue reading

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ケネディ大使 福島第一原発視察 via NHK News Web

(抜粋) アメリカのケネディ大使は、14日から2日間の日程で福島県を訪れています。 14日は福島第一原発を訪れ、使用済み燃料プールからの核燃料の取り出し作業が進められている4号機の様子や、事故対応の最前線となった1号機と2号機の中央制御室を視察して回りました。 中央制御室では、施設が津波の被害を受けて電源を失ったときの状況について、東京電力の担当者から説明を受けていました。 ケネディ大使は、視察のあと「アメリカ政府は、とりわけ汚染水問題の解決に向けて日本政府と東京電力を支援するため、私たちの経験や能力を提供していきたい」とする声明を発表し、アメリカとして支援していく考えを表明しました。 ケネディ大使は、15日は、福島県楢葉町の沖合に建設された「浮体式」の風力発電施設を視察するほか、被災した子どもたちを支援する施設を訪問することにしています。

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