避難区域の個人被ばく線量の推計を公表 年間1ミリシーベルト超えの実態明らかに via 福島中央テレビ

国はきょう、原発事故の避難指示区域の3つの自治体で行った個人被ばく線量の調査結果を公表しました。
1日の行動パターンを想定して、どれだけ被ばくするかが調査されました。
起床してリビングなどで朝食を食べる時間や、通勤や仕事の時間など、住民が帰還した場合の実際の行動が想定されています。
そして、この職場について、農業や林業など外での仕事、教職員など屋内にいる人など、仕事の違いによる被ばくも推計しています。
この調査は、川内村、飯舘村などで実は去年行われていましたが、公表されたのは、きょうでした。
きょう公表された調査結果では、川内村では、農業の場合の生活パターンで年間1.3~3.5ミリシーベルト、林業では、さら高くなりました。
屋内で仕事をする教職員も1ミリシーベルトを超える結果でした。
飯舘村ではさらに高い結果で、教職員で最大で年間11.2ミリシーベルトなど、全ての生活パターンで多くの住民が避難指示解除の目安と考える年間1ミリシーベルトを上回る結果でした。
この結果に住民は…。
*飯舘村の住民インタビュー
「私も最近行って来たら数字が高くて。線量は下がらないのではないか」
「そこには誰しも戻るという考えはないだろうなと自分は考えている。(Q.きょうの数字を見てから?)そうです余計にその数字を見て」
一方、今月初めに避難区域が解除されたばかりの田村市都路町。
その調査結果は、農家の場合で最大1.2ミリシーベルトなど、国が帰還のための除染の目標値とする1ミリシーベルトを上回っている実態があきらかになりました。
既に帰還している住民は、この公表に不信感を募らせています。
*田村市都路町の住民インタビュー
「発表してから解除準備をしてほしかった。学校が再開されているのに道路の除染はまだしている。(間詰めて)憤りを感じる」
「(国は)無責任という感じ。土を使って放射能があったら田村の人に迷惑かけてしまう」

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