東日本大震災:福島第1原発事故 指定廃棄物最終処分、宮城に3候補地 調査要請、地元市町は難色 via 毎日jp

東京電力福島第1原発事故で拡散した放射性物質を含む「指定廃棄物」(福島県内の除染で生じた汚染土とは別)について、環境省は20日、宮城県内の発生分 を地中に埋めて最終処分する候補地として、同県栗原市、加美(かみ)町(まち)、大和(たいわ)町(ちょう)に地質調査の受け入れを要請した。自公政権が 指定廃棄物の候補地を示したのは初めて。最終的に1カ所に絞り込む予定だが、3市町長とも調査受け入れ自体に難色を示した。

(略)

猪股洋文(ひろぶみ)・加美町長は「低レベルの汚染牧草の保管ですら住民の強い反対があった最悪の場所。協力できない」と猛反発。他の2市町長も 「既に各団体から抗議が殺到している」などと難色を示した。一方、村井知事は「住民の反対を理由にだめと言っていたら何も進まない」と述べ、調整に入る意 向を明らかにした。【阿部周一、久木田照子】

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■解説

 ◇候補選定、難航は必至

指定廃棄物の最終処分場建設を巡っては、民主政権が2012年9月、栃木県と茨城県で候補地を示したが、「唐突だ」「説明が十分ではない」など地元の猛反発にあい、白紙撤回した。安倍政権は選定手順から練り直しを余儀なくされ、計画は大幅に遅れている。

最終処分場ができるまでの間、指定廃棄物は下水処理場や農家の敷地内に仮置きされたままだ。放射性物質に汚染された廃棄物を長期的に安全に管理するためには、地中埋設を急ぐ必要がある。しかし、現時点で受け入れを表明した自治体はない。

環境省は、建設を予定している5県のうち議論が最も先行している宮城県を皮切りに、15年度末をメドに整備し終えたい考えだ。

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