事故原因「津波の浸水」原子力学会、最終報告書案概要 via msn.産経ニュース

日本原子力学会は2日、東京電力福島第1原発事故に関する調査委員会(学会事故調、委員長・田中知(さとる)東京大教授)の最終報告書案の概要を公 表した。政府、国会、東電、民間に続く5番目の事故調報告。事故原因について「津波の浸水」が主因とし、地震での損傷は否定した。電力会社寄りだったとさ れる事故前の学会の組織運営については「学術的に中立の立場を守る努力が足りなかった」との反省も盛り込まれた。

主な事故原因とした津波について、報告案は「リスクが大きいことが認識されていたものの、『発生確率が低い』として取り扱われなかった」と説明。地震の影響については「緊急停止し、健全性が保たれた」として、政府、東電両事故調と足並みをそろえた。

海洋への漏(ろう)洩(えい)が問題となっている汚染水処理について、多核種除去装置(ALPS)の活用を提案。ALPSでも除去が難しいトリチウム(三重水素)は、自然の海水に含まれる濃度まで薄めて海へ放出することを求めた。

一方、事故直後の原子炉の状態について政府が「炉心溶融」の表現を避け続けた事例を指摘。社会に混乱が広がることを極度に恐れて政府幹部が混乱する「エリートパニック」現象が起こったと分析した。

続きは事故原因「津波の浸水」原子力学会、最終報告書案概要

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