福島第1原発:国会事故調資料公開 自民党が待った via 毎日jp

自民党が、東京電力福島第1原子力発電所事故を検証した国会事故調査委員会(国会事故調)の資料公開に待ったをかけている。非公開を前提に収集した 資料が含まれ「公開は協力者の権利を侵害する」との理由からだ。野党はさらなる検証のため公開を求めているが、結論は秋の臨時国会に持ち越されそうだ。

事故調資料は政府や東京電力の提出文書や証言記録が中心。段ボール77箱分が国立国会図書館に保管されているが、公開基準がないため全面非公開となっている。6日の衆院議院運営委員会の理事会で、佐田玄一郎委員長が協議を急ぐよう与野党に促した。

これまでの協議で、自民党は「非公開を条件に聴取したものを後で公開すれば国家の威信に関わる」(桜田 義孝氏)と反対し、公明党も慎重姿勢を示した。一方、野党は国家機密以外の公開を要求。共産党は「せっかく収集した資料を国民に開示しないのは問題」 (佐々木憲昭氏)と指摘、みんなの党も公開のための法整備を検討するよう提案した。

国会事故調は昨年7月、原発事故は「明らかに人災」とする調査報告書を発表。

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自民党は参院選公約で「原発再稼働」を掲げる方針。公開への慎重姿勢は、原子力政策の問題点に再び焦点 が当たることで再稼働への反対論が強まるのを避ける狙いとみられる。資料公開を求める超党派の議員グループ「原発ゼロの会」の河野太郎衆院議員(自民)は 「非公開の前提自体がおかしい。歴史にない事故の原因究明のため全部公開すべきだ」と話す。【飼手勇介】

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