大手メディアでは報道されていませんが、
今年の10月30日、井戸川町長がジュネーブ国連人権理事会前日に訴えた言葉です。
まだの方は是非お聞きください↓
世界に訴える!「どうか皆さんの大きな声で救ってください」
井戸川双葉町長10/30ジュネーブ(書き出し)そんな中、突然、井戸川町長が中間貯蔵施設協議欠席を理由に不信任決議を全会一致で可決されました。
全会一致って・・・・双葉町にはたった8人の県議しかいません。
しかも去年の11月、町民が避難しているさなかに行われた選挙のため、投票数はかなり少なく、
一番票を獲得している県議ですら405票。
そんな、少数派の県議によって不信任を決議されています。
井戸川町長は年間20ミリシーベルトという基準では町民の帰還は出来ない。
だから避難の基準を下げるようにとたびたび発言しています。
国連へのアピールなど、世界的にも発信し続けられています。
町単位で汚染されていない場所への移住を望まれています。わたしには、この不信任決議の理由は、中間貯蔵施設の問題のみではなく、
もっと大きな別のところにあるように思えてなりません。
今この時期に井戸川町長を引きずり下ろす本当の理由はどこにあるのか?
大手メディアの報道を鵜呑みにせず、裏側の真実を見つける努力をしていかなければ、
国民はどんどん政府や権力者から馬鹿にされるだけになってしまうと思っています。[...]
町民の皆様へ
平成24年12月20日 双葉町長 井戸川 克隆町民の皆様、皆様の苦しみは計り知れないものです。
毎日、皆様と話し合いができれば良いのですが、なかなか叶えられませんことをお詫び申し上げます。私が一番に取り組んでいますのが、一日も早く安定した生活に戻ることです。
双葉町はすぐには住めませんが、どこかに仮に(借りに)住むところを準備しなければなりません。
そこで、国と意見が合わないのは避難基準です。
国は年間放射線量20mSvを基準にしていますが、
チェルノブイリでは悲惨な経験から年間5mSv以上は移住の義務と言う制度を作りました。私たちは、この事故で最大の被ばくをさせられました、町民の皆様の健康と家系の継承を守るために、
国に基準の見直しを求めています。この基準がすべてです。
仮に住む場合は安全でなければなりません。
子供たちには、これ以上被ばくはさせられませんし、
子どもたちが受ける生涯の放射線量は大きなものになります。
事故から25年が経ったウクライナの子供たちには働くことができないブラブラ病が多く発生しているそうです。私はこのようなことが一番心配です。
町は絶対に事故を起こさないと言われて原発と共生してきました。
しかし、今は廃虚にさせられ、町民関係も壊されました。
自然も、生活も、生きがい、希望やその他すべてを壊されました。
一方どうでしょう。これほど苦しんでいる私たちの思いは、皆さんが納得いくものになっていないのです。
これを解決するのが先だと訴えています。私が皆さんに多くの情報を出さないと叱られていることは十分承知しています。
出したくても出せないのです。
納得のいくような情報を国に求めていますが、出してこないのです。
国とは隠し事のない交渉をすることを求め続けてきています。
町民の皆様を裏切ることは決していたしません。これから多くの情報を出していきます。放射線の基準に戻りますが、ICRP(国際放射線防護委員会)勧告を採用していると国では言いますが、
国際的に採用している訳ではありません。
ヨーロッパには独自の基準があり、アメリカでも自国の基準を作って国民を守っています。
最近のICRP勧告では日本を非難しています。
もう1~20mSvを採用しなさいと言っています。
これは大変なことで、区域見直しも賠償の基準も変わってきます。このような中で冷静にと言っても無理かもしれません。
このような環境に置かれているのだから、皆さんの要望を常に政府、与党には伝えてきました。
政争に振り回されて進んでいません。福島県内に避難している町民を県外に移動してもらう努力はしましたが、関係機関の協力は得られずにいます。
しかも盛んに県内に戻す政策が進行しています。
県に理由を聞いても納得のいく返事は来ません。町民(県民)の希望を国に強く発信して頂きたいと思います。町民の皆さん、損をしないでください。
財産には目に見えるものと見えないものが有りますので、区別しなければなりません。
目に見えるものは形や重みのあるもの価値が直ぐに判断できるものです。
見えないものは未来です。
一番心配なのは健康で、被ばくによる障がいであります。
ウクライナでは障がいに要する費用が国家の財政を破綻させるような事態になっています。
今のウクライナが25年後の日本であってはならないのです。
子供に障がいが出ればとんでもない損害です。
この見えない、まだ見えていない損害を十分に伝えきれていないもどかしさがあります。
まだ発症していないからとか、発症したとしても被ばくとは関係がないと言われる恐れがあります。
水俣病のように長い年月をかけて裁判で決着するような経験を町民の皆さんにはさせたくありません。昨年の早い時期から町民の皆さんの被ばく検査を国、東電、福島県にお願いし、
被ばく防止も合わせてお願いしてきました。
しかし、思うようになっていません、原発事故による放射能の影響下に住むことについて拒むべきです。損について一部しか言いきれていませんが、一番大きなこと、何年で帰れるかについて申し上げます。
今は世界一の事故の大きさのレベル7のままだということ。
溶けた核燃料の持ち出し終了が見通せないこと。
処理水をどうするのか、核物質の最終処分はどのようにいつまで終わるのかなど多くの要因を考慮して、
木村獨協大学准教授が最近の会議の席上、個人の見解として
双葉町は場所によっては165年帰れないと発言しました。
私には可か不可の判断できませんが、大変重要な言葉だと思います。
半分としても80年だとしたら、この損害は甚大なものです。また、被ばくの影響についても責任者に対して担保をとっておく必要があります。
中間貯蔵施設については、議論をしないまま、調査だから認めろと言いますが、
この費用の出どころを確かめることが重要です。
この施設は30年で県外に出すと国は言っていますが、約束は我々とはまだ出来ていません。
この施設の周りには人が住めません。
六ヶ所村では2km以内には民家がないようで、双葉町では町の中心部が殆ど入ってしまいます。
では、どうするのかの議論が先です。
ボーリング調査を行うのは着工です。
予算の構成を見ますと、整備事業の下に調査費が付いています。これは行政判断としては着工になります。
着工の事実を作らせないために、私は非難覚悟で止めていることをご理解ください。十分すぎるほど議論して町民の皆さんの理解の下に進めるべきです。日本初の事業です。
双葉町最大の損害で、確かな約束を求める事をしないまま進めてはやがて子供たちに迷惑をかけます。
新政権とじっくり話し合いをして、子供たちに理解を貰いながら進めます。
このように、私たちには大きな損害があることをご理解ください。寒さが一段と厳しくなりました、風邪や体力の低下に気をつけて予防を心がけてください。
これからもお伝えします。
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